SLAM DUNK 流川 楓 キャラ解説(ネタバレ注意)

スラムダンクの流川楓といえばどこまでも無口でクールなカッコ良さとバスケットボールにおいて圧倒的オフェンシブな姿が魅力的ですよね。

スラムダンク好きの私はマンガを読み進めていくうちに、ある意外なことに気がつきました。

これを知ったうえで再度マンガを読んでみると、今までとは違った目線で流川楓というキャラクターを楽しむことができますよ。

流川楓を好きな人と語り合ったら、話が弾んで今まで以上に仲良くなれることは間違いありません。

では、流川楓がどういったキャラクターなのかを見ていきましょう。

 

流川楓について意外だったこと

これが意外に当たるのか、少々問題ではあるのですが。

流川楓は高校生の段階でバスケットボールという競技においては穴のない選手だということです。

一番の欠点だと思われるスタミナ不足のことをお話ししましょう。

作中で初めての試合は陵南との練習試合です。

終盤足を攣りますが、相手は1学年上の神奈川では知らない者はいない超高校級の天才・仙道でした。

インターハイ予選決勝リーグの緒戦・海南戦。相手は神奈川のトップを走り続ける王者。

かつ赤木の負傷により、その間のゴール下を桜木と2人で担っていました。
流川の猛追がなければ接戦にすらならなかったでしょう。

そして、インターハイをかけた最終・陵南戦。

前半からトばしすぎることのないように、程よくチーム内でなりを潜めつつ仙道を抑え、後半一気に攻撃力を爆発させました。

対戦している仙道も、観客席で見ていた清田もしっかりと前半の妙な静けさに疑いの目を向けていましたね。

4月に入学したてのピカピカの1年が担うにはかなりハードなことをしていると思いませんか?

中学生上がりの1年生が持つスタミナは十分に備えているものの、名門校の2・3年生の持つスタミナには若干足りていないのかもしれません。

あくまで “ 爆発的 ” な攻撃が40分持たないのであって、もっと他の事に力を分散すること。

相手を見て手加減すれば本来コントロールできる部分だと思います。

特に海南戦はヘロヘロでベンチに倒れながら交代した印象が強すぎるようですが、時間的には後半残り1分30秒あたりです。

そもそも海南戦自体が他の試合よりもスタメン全員の体力の消耗が著しいと描かれていました。

気まぐれではありますが、気分屋ではないので練習から試合まででひどく調子を落とすところを見たことがありません。

挑発を受けてもムキにはなりますが大きくプレーが乱れたこともないですね。

もう一つ、『天才肌』のように描かれるも天才として描かれているのは仙道であるということ。

華麗でカッコよくクールで無口な2枚目の流川を天才としては表現していません。

恐らくそれは、ところどころに見える『練習 』と言う名の『努力 』 がそうさせているんだと思います。
(※仙道が努力していないわけではありません。サボり魔ではありますが。)

部活の練習が終わった後に先輩を誘って1on1や個人練習、ストリートバスケの数々。

流川の魅せるプレーは確かに華麗です。

でもそれは天才ではなく、根っからの負けず嫌いの『練習による賜物』だと思うのです。

 

流川楓のプロフィール

神奈川県大会2位、インターハイ予選ベスト5、神奈川新人王にも選出。

神奈川県立湘北高校バスケットボール部1年。スーパールーキー兼エース・流川楓のプロフィールをチェックしていきましょう。

名前:流川楓(るかわ かえで)

性別:男性

生年月日:1月1日

血液型:不明

性格:極度の負けず嫌い。

負けを選択するくらいなら猫の手も借りるし、藁をも掴む。

身長:187cm

体重:75kg

好きな食べ物:不明

嫌いな食べ物:不明

趣味:寝ること

口癖:どあほう

弱点:バスケットボールにおいて40分間、爆発的な攻撃が持続しない。

その他特徴:無口

バスケと寝ること以外の興味はない。

声優:緑川光

実在の人物モデル:不明

おまけ:普段はクソ生意気でにくたらしくて無口で不愛想で生意気で無口な野郎
(海南戦三井談)

 

スラムダンクの大まかなストーリー

中学生の頃ヤンキーだった主人公・桜木花道。学校の帰り道に制服デートしたいという可愛い思いから、告白した50人目の相手に『バスケ部の小田君が好き』と断られてしまいます。その日から桜木にとってバスケットボールはタブーになりました。

季節は春――。県立湘北高校に進学した桜木は『バスケットはお好きですか?』と早速タブーにふれられてしまいます。ところが声を掛けられた赤木晴子さんにまさかの一目惚れ。この一目惚れをきっかけに、体躯がいいヤンキー上がりの桜木がバスケットボールをはじめます。

とにかく純粋でまっすぐ。粗野で乱暴者で目立ちたがり屋の桜木がバスケットボールを通じてプレイヤーとして人として成長し、一くせ二くせあるチームメイトとともに高校バスケットボール界最大のタイトル・インターハイの頂を目指します。

 

関連記事:おすすめマンガSLAM DUNKの解説(ネタバレ注意)

 

流川楓に対しての熱い想い

主人公・桜木の『終生のライバル』のとして描かれている流川楓について。

どこまでも泥臭く女性ファンのなかなかつかない桜木に対して、華麗なるエース・スーパールーキーの流川楓という男を深く広く探っていきたいと思います。

 

一番好きなところ

バスケットボールをしている時は文句なくカッコいいのですが、だからと言って完全無欠というわけではなく、それなりに欠点があるので憎めないところが好きです。

世間一般的には桜木的な高校生が多いはずなのでイケメンは同性に嫌われがちですよね。

桜木とケンカしている時はだいたいがしょうもないことで意地の張り合いをしていて幼稚でなんとも微笑ましい。

そして、何よりも負けず嫌いなので勝つための努力を惜しまないところ。

桜木は素人なのでプレーが泥臭いことが多いですが、流川は練習に練習を重ねた技術をフルに発揮して戦います。

海南・牧と双璧を成すサウスポー藤間擁する翔陽だろうとも。

神奈川県NO.1を走り続ける王者・海南であろうとも。

天才・仙道が率いる陵南だろうとも。

エースキラーのいる大阪の雄・豊玉だろうとも。

泣く子も黙る全国トップの山王工業だろうとも。

指を咥えて負けることなんてできやしないんです。

負けないための小さな積み重ね、勝つためのわずかな活路を見出すために、対戦相手がエースだろうが、年上だろうが関係ないんです。

叩かれても、抜かれても、意地も見栄もかなぐり捨てて。

時にはライバルの貴重なアドバイスに耳をかたむけ勝ちに行く姿勢は華麗で魅せるには遠く、泥臭さをはらんでいる気さえします。

 

外見のポイント

スラムダンクでも屈指の美形キャラの流川のルックスとは。

切れ長の目と下まつ毛の長さに女性ファンから黄色い歓声が飛び、それこそダンクを決めたらキュンキュン超えて失神もの。

同性からしたら生意気な1年坊主がただガン飛ばしてるようにしか見えないでしょうが。

身長187cm・体重75kgを目算することは難しいですが、身長は190cm弱で若干細めだと思われます。
肩幅もそこそこありますので、これだけ大きいとやはりそれなりの威圧感を感じざるを得ないです。

外見ではわかりませんが、ビックリするくらい無口なので知らない人はきっと近寄りがたい存在でしょう。

勝手な想像ですが、デニムを切ったことがないんではなかろうか。
ユニクロ行っても、腰幅合ったら裾直しせずにそのまま購入できそうな気がします。

あんまりファッションには興味なさそうですが、顔と高身長のおかげで何でも着こなしそう。

 

歩んできた人生

誕生日が1月1日なので、初登場時15歳。

物語も4月の入学~8月のインターハイなので、やっぱり15歳。

とても見えませんね。

流川がどんな人生を歩んできたかというと、やはりバスケットボール中心だったと思われます。

同じ中学出身の先輩である彩子さん曰く「中学の時点で相当上手かった」そうな。

受験時にいろんな高校から声がかかったようですが、近場の湘北を選択。

この選択はよく寝る流川にはある意味、ぴったりだったかもしれません。

中学生の頃で、すでに上手いということは小学生の頃にミニバスを始めていたと思います。

そして、バスケットボールに魅せられた流川少年は朝から晩までバスケに明け暮れてたんではないでしょうか。

湘北に入学時、まだまだ個人プレーが目立っていました。

それは、湘北のメンバーの力量がわからなかったからとも言えます。

中学ではポジション関係なく1人で全部こなしていたという声もありました。

コミュニケーション能力は低いものの圧倒的スキルによりキャプテンだった模様。
(完全版11巻 8P)

チーム内の軋轢がなければ一番効率のイイ勝ち方として、ワンマンプレーが当たり前になっていたのかもしれません。

しかし、湘北にはインサイドに絶対的なパワーを持つ赤木。
ガードとして視野が広くドリブル・パスワークとテクニックのある宮城の存在はかなり大きかったのではないかと思われます。

そのうち、ゲーム中で宮城の組み立てでパスをどんどん要求する姿が描かれていました。
団体競技のバスケットボールにおいて個人プレーが減ってきているのは流川の成長がうかがえるのではないでしょうか。

 

目的としていること

主人公・桜木の『終生のライバル』と描かれております。

高校に入学してからバスケを始めた桜木に対し、強豪校からもお呼びのかかった流川。

努力・友情・勝利のジャンプ漫画のベっタベタな王道設定です。

ド根性の主人公に対して何でもかんでも持ってる王子様という相関図ではあるものの、実際の流川は王子様には程遠い。
(流川親衛隊からしたら王子様)

でも、安西先生はこの2人のそれぞれが『逸材』だとおっしゃっています。

素人の桜木が伸びしろがあるのはわかるのですが、すでに上手い流川が『逸材』となるとこの先どんな化け方があるのがさっぱりわかりません。

さらなるクイックスローになる?

ドリブルスピードがあがる?

ジャンプ力が増す?

ケンカに関しての『終生のライバル』でないことに間違いはないはず(?)です。

 

性格について

彩子さん曰く「図太いを通り越して鈍い」というようにどの試合に対しても緊張しないんです。

決勝リーグ緒戦の王者海南戦の時も、
負ければ夏は終わりの陵南戦の時も、
インターハイの緒戦の豊玉戦も、
最強山王戦の時も。

ベスト8での翔陽戦で、立ち上がりが悪い先輩たちに対して「全員動きがカタい パスが出せねー」とボヤく始末。

目上の方に口の利き方がなってないところも問題ありですが、今さら感否めず。

どんだけ、強心臓なんでしょうかね・・・凡人には理解不能。

負けず嫌いの性格がいろんな形で描かれているのですが、豊玉戦のキャプテンでエース。
二つ名がエースキラー・南烈からのいわくの肘は衝撃的でした。

『日本一の高校生になる』過程での事故とはいえ、大好きなバスケットボールでおきたねん挫やつき指のようなケガではなく、故意に受けるケガでは意味合いは全然違います。

それでもなお、真摯にバスケットボール内で勝負をしてバスケットボールで勝った流川は間違いなく漢前です。

 

普段の行動

大好きなバスケットボールを中心に回っています。

恐らくですが、休みの日もきっとストリートバスケをしている姿が想像に難くない。

桜木が晴子さんとレイアップシュートをしているのをこっそり見ているところが描かれていたので、バスケ部は電車通学してる生徒が少ないのでしょうか。

バスケ以外は寝ています。

なんせ、趣味が寝ることなので。

授業中もよだれを垂らし熟睡を通り越して堂々と爆睡中。

体も大きいので完全にマークされているにも関わらず「睡眠を邪魔する奴は何人たりとも許さん」の言葉通り、先生にまで手を出すという神経の持ち主。

もしかすると、寝起きがめちゃくちゃ悪いとも取れるかもしれません。

低血圧か?

移動中の自転車でも居眠りしながら運転するという器用な技を持っていますが、安全とは言い難く自爆することもチラホラ。

その時はたまたま自転車がガタガタになる程度でしたが、そのうちバスケに支障をきたすようなケガが起きないか心配なので、せめて運転中は起きるべきでしょう。

 

名言・名シーン

 

主人公・桜木花道の『終生のライバル』であり、元日本代表の安西先生に『逸材』と言わしめた、流川の名言・名シーンを見ていきましょう。

そもそも、そんなに会話してるところを見たことがないのは気のせい・・・ではない。

≪ 名 言 ≫

1年10組 流川楓だ 何人たりともオレの眠りを妨げる奴は許さん
初登場時は自己紹介です。屋上で寝てたら、先輩に蹴りを入れられ速攻やり返しております。やり返すの早いのよ。学生漫画はよく屋上が出てきますが、現実問題として立入り禁止が多いかと。屋上の真ん中で寝るのも図太い証です。
完全版1巻
57P
#2 流川楓だ

みにくい
流川の口に出しているセリフでなく、思ってるだけのシーン。これはシリーズ化確定です。流川自身はちょっとボケの傾向がありますが、思ってるだけの時はだいたいがツッコミなんですよね。とはいえ、語彙力が低く広がりはありませんが。
完全版1巻
97P
#4 ゴリラジジイ

やるじゃん桜木
と思ってる頃には体育館を後にしています。バスケ部入部をかけて赤木vs桜木だったわけですが、意外にきっちり見てるんですよね。桜木の最後ボールを投げて1人ダンクを決めるようとする意図を読むところとか流石だと思います。
完全版1巻
139P
#6 JAM!

寝ることかな・・・
バスケ部入部の自己紹介です。自己紹介多いな。これは赤木に趣味を聞かれた時の回答ですね。寝る子はそ育つんですよ。だから15歳にして、187cmもの身長になったのでしょう。男性だと高校1年ならまだ身長伸びるな。
完全版1巻
168P
#8 花道入部

のってねーよ
いくら中学生の頃からの先輩後輩といえど、彩子さんにもこの言葉遣いとは恐れ入ります。富が丘中の頃は何の問題も起きなかったのでしょうか?とは言え、腕っぷしも強いので知らず知らず色々伝説を作ってそうですね。
完全版1巻
171P
#8 花道入部

いい気味だ
桜木が交代後、桜木自らスティールからのドリブル。そして、ゴリへの脳テン直撃ダンクで怒り心頭のゴリから羽交い締めを受けます。一部始終見ていた流川の的確なツッコミです。後ろ姿でどんな表情だったのか見たかった。
完全版2巻
67P
#14 NEW POWER GENERATION

なんぴとたりともオレの眠りを妨げる奴は許さん・・・。
寝ぼけた流川が暴走し小池先生が餌食になりました。南無・・・。クライメイトが阿鼻叫喚しながらも必死で止めてあげているところが優しいですね。こんな大男をとめるのは、さぞや大変だったことでしょう。お疲れ様でした、1年10組の皆。
完全版2巻
77P
#15 ある雨の日

手がすべった
桜木に基礎の基礎レイアップシュートを見せるためにキャプテンのお願いとあっちゃ断るわけにもいかず何度も何度も見本を見せるのですが、その度に桜木から妨害を受けます。とうとうやり返しました。かなり我慢したほうだと思います。
完全版2巻
194P
#20 庶民のシュートは難しい

なんでオレが
イヤダじゃないんだよ。陵南との練習試合でスタメン発表とユニフォーム配布時に、ゴリと桜木の場外乱闘場勃発。体格・パワーともに止められるのは流川しかいないので、先輩の彩子の懇願も見事にスルー。試合はプロレスでなくバスケです。
完全版3巻
83P
#26 秘密兵器と呼ばれて

にゃろう
練習試合開始して小暮、流川、赤木と魚住に次々ブロックされるもまだ序盤。囲まれてもパスを要求する流川と読んでいた仙道の見事なパスカット。徐々に流川にスイッチが入っていく感じが伝わりますね。良き。
完全版3巻
129P
#28 ドトウの陵南

さあ行こーか
仙道の口ぐせですが、これは流川のセリフです。シュートモーションからパスとパスモーションからのダンクとしてやられてた流川がアリウープを阻止して、天才・仙道に宣戦布告です。ギアが一気に上がりました。
完全版3巻
170P
#30 COUNTER ATTACK

だれがバテてるって
流川が凄すぎて忘れがちですが、高校に入学して間もない状態で相手はベスト4の陵南のエース・仙道が相手なんですよ。それで、40分間オフェンスにディフェンス、ダッシュにジャンプ。そりゃ足の一つも攣りますがな。
完全版4巻
76P
#37 ゴリのいぬ間に

いらねーよ
湘北名物意地の張り合いを経てチームをひっぱる1年生コンビ。当然、桜木は流川にパスをしないのですが、有言実行。流川はリバウンドをしてすぐさまシュートを決めました。本当に足攣ってる人のプレーとは思えません。
完全版4巻
81P
#37 ゴリのいつ間に

そろそろじゃねえ? ラスト2分だろ
ずいぶん長い1分休憩のように思いますが、誰が何といおうと1分です。ド素人でも身体能力の高さで仙道に食らいつく桜木の頑張りを見て、イイようにしてる仙道のプレーを目の当たりにして流川が黙っちゃいないんですよ。
完全版4巻
183P
#42 負けず嫌いは止まらない

イヤダ
ラスト2分。再び投入された流川と桜木を安西先生がベンチに呼びつけ作戦を伝えましたが、何を伝えたのかデフォルメの2人が完全に嫌がっております。安西先生の作戦とは如何に?
完全版4巻
192P
#43 ラスト2分

よそ見してんじゃねえ 初心者!!
安西先生が、桜木と流川に授けた作戦はダブルチーム。身体能力の高い2人を同時に仙道にぶつけ潰す作戦ですが、犬と猿なもんで仙道に集中してるのかは謎。誰よりも嬉しそうにしてる仙道が逆に怖いですね。
完全版4巻
198P
#43 ラスト2分

負けるよりはましだ
誰よりもダブルチームに納得いってないのは流川自身ですが、残り2分切って己のスタミナと認めたくない仙道の力量等諸々を全て天秤にかけて、勝ちを優先するための最大限の譲歩といったところでしょうか。
完全版4巻
203P
#43 ラスト2分

うしろ
残り1分で4点差。桜木のディフェンスで湘北ボールと追いつくチャンスです。そして、そのあたりの状況を全て加味し桜木からパスを引き出してきっちり3Pを決めてくるあたりの強心臓は、もはや並の1年にあらず。
完全版4巻
238P
#45 UNBELIEVABLE

オレは ふまなかったけど
練習試合を終え桜木が体育館シューズを卒業してバッシュを買いました。そして、チームメイトの愛あるゲン担ぎバッシュを踏み踏みってヤツですが、流川は参加しなかった模様。彼らの関係性はずっとこのままなのか?
完全版5巻
98P
#50 遅れてきた男

我関せず
宮城リョータがバスケ部に戻ってきたのですが、早々に桜木とケンカをおっぱじめてしまいました。部員がワチャワチャするも、流川は傍観を決め込み得意のボール回しをしてました。ツッコミなのかボケなのかわかりません。
完全版5巻
170P
#54 やな奴だけど

はずれた
ゴリが課外授業で遅れている間に三井たちが襲撃にきました。体育館に土足であがりボールにタバコを押し付ける無礼三昧。見兼ねて流川が先陣を切ってボールで攻撃してしまいました。ゴングが鳴ってしまったのか・・・。
完全版6巻
9P
#57 SO STICKY

モミ消す!
息が合ってるんだか合ってないんだか。宮城がヤラレ、流石に黙ってなかった桜木と流川。この状態ではゴマかすこともモミ消すこともできないんですが、血気盛んな1年生コンビはバスケもケンカも止められません。
完全版6巻
23P
#57 SO STICKY

許さん
愛するバスケットボールを侮辱すること軽蔑すること、同じ目標をもつ同志を傷つけられることは人として許しがたいです。めったにないことですが流川が相当怒っていますね。スーパーサイヤ人になれる勢いです。
完全版6巻
37P
#58 バスケ部最後の日

こいつらが悪い
ごもっとも。だけどもこれでは本当にお終いです。完全に暴力事件なので、公式戦はおろか部の存続も怪しいです。珍しく怒っているとか書きましたが、とっくに通り越してブチギレしてました。にしてもなんでこんなにケンカが強いんだろう。
完全版6巻
52P
#59 BURST

サボってんな どあほう
お馴染みの口ぐせにオプション付きです。紆余曲折を経てシューターの三井が戻ってきて、改めてこの曲者ぞろいのメンバーで全国を目指すための練習中です。いつ見ても流川のワンハンドダンクはカッコいい。
完全版7巻
83P
#72 START

どあほうが3人に・・・(大きい溜息)
インターハイ予選がはじまりましたが、三井(元凶)と宮城・流川・桜木は仲良くベンチ。安西先生曰くケンカしたお仕置きです。ワチャワチャしてる先輩2人に対しても、上下関係一切気せずどあほうを言える度胸。立てるということを知らないのか。
完全版7巻
111P
#74 問題児軍団

たぶん
なんで流川だけ不確定なんだよ。緒戦によりスタメンが硬く、安西先生もとうとうメンバーチェンジを考えました。その前にケンカを反省しているのか問うと、流川だけデフォルメ顔であやふやな答えなんです。安西先生、流川君はバスケもケンカもやる気満々だと思います。
完全版7巻
120P
#74 問題児軍団

目をつぶって投げれば
桜木がフリースローを練習する間もなく即実践。先輩それぞれがアドバイスをする中、1人だけ出鱈目をいう悪いキツネの画がこちらです。兆の一つも期待していない現れです。その後の、ごっつぁんワンハンドダンクは桜木の浅はかな考えなんて見え見えだったのでしょう。
完全版7巻
154P
#76 FREETHROW

全員動きがカタい パスが出せねー
強豪相手に緊張しない方がどうかしてるんですが、個人プレーをきっちり決めた後にコートのプレイヤー全員を味方を煽ってどうするんでしょう。いや、湘北のメンバーには言葉でノせるよりも挑発した方がイイとわかっているのでしょうか。両方違うけど、ここからですよ湘北は。
完全版8巻
102P
#84 個人プレー

ゴ・・・ 主将(キャプテン)
後半、藤間が出てきて真の強さ発揮する翔陽に対し、赤木が流川と桜木に制空権を取れと指示します。いつものように桜木がゴリと言って釣られました。完全に「ゴリ」と言いかけて無理くり修正しております。隠しきれておりません。たぶん心の中ではずっと思ってたんでしょうね。
完全版9巻
9P
#91 60seconds

お前の退場にもけっこう期待している
絶妙なタイミングでボソッと呟いております。読者と桜木軍団と海南・清田の総意でしょう。桜木は予想のつかない荒削りのプレーとリバウンド力が魅力ですが、ここまで連続退場記録絶賛更新中。期待するなというほうが無理な話です。流川ならば120%退場に賭けるな。
完全版9巻
29P
#92 勝ちにいく

おい・・・ 何縮こまってやがる らしくねーんじゃねーのか
今の今までこんな明確なアドバイスをしたことがかつてあっただろうか。いや、無い。桜木らしくないプレーの数々にとうとう見かねた流川が声を掛けました。ボケるわけでも茶化すわけでもなく、流川にとっても桜木のリバウンド力は少なからず認めているんだろうと思いたい。
完全版9巻
102・103P
#95 4ファウル

惜しかったな てめーにしては
初めて流川が桜木を称えた瞬間ではないでしょうか。花形vs桜木のシーンはまさに観客総立ち、固唾をのんで見守る状況。結果オフェンスチャージング、5ファウルで退場ですが、桜木らしいダイナミックなプレーでしたよね。桜木に対してだから、こんな言い方しかできないのでしょうか。
完全版9巻
132P
#97 マグレだとしても

どあほうは死ななきゃなおらない(溜息)
決勝リーグ緒戦・海南戦。序盤のかの有名なくだりです。桜木が牧の年齢を疑い、清田としょーもない争いをしています。この時も流川がボソッとつぶやいてるんですけど、後に両キャプテンの言い分が衝撃的過ぎて、いろんなことがブッとんでるですよ。高校生ってまだまだ繊細なんですね。
完全版10巻
55P
#104 計算外プレイヤー

なるほど・・・ うまい
桜木のリバウンド力を潰したい海南の作戦は宮益の投入。高頭監督の意図を早々に理解した流川の感嘆なんですが、褒めてる場合じゃないんですよ。フォローにまわるとか(絶対しない)。アドバイスを送るとか(絶対しない)。どうでもいいまでは思ってないはずなんですけど。
完全版10巻
77P
#105 天才と雑魚

おとなしく見てろ どあほう
堪り兼ねてタイムアウトと桜木の交代が決定的になりました。そんなもん関係ないとばかりに、コートに戻る淡々とした流川の背中。桜木の努力も知ってこそ否定しているわけではないですが、相手は王者・海南です。勝つためにいつまでも弱点は晒せないのが現実ですね。
完全版10巻
120P
#107 温存

どいつも こいつもよく喋る・・・・・・
清田は180cm未満ですが、身体能力が高く海南で1年生にしてスタメンを勝ち取るほど。おしゃべりですが口だけ男でもありません。簡単な相手ではありませんが、点差のこともあり流川もそろそろギアをあげざるをえません。清田の挑発があげるきっかけになったのでしょうか。
完全版10巻
125P
#107 温存

てめーだけじゃ役不足だ
桜木が少しだけ大人になったような気がしますが、まだまだ経験不足なので予測を立ててディフェンスすることができません。そこを上手く流川がフォローして高砂を止めました。ところが、下には海南の選手がうじゃうじゃとおるわけですね。どん欲さはピラニア状態です。
完全版10巻
178P
#110 ゴリの穴

その扇子が目障りだぜ・・・ ジジイ・・・
記者の相田さんも流川のプレーが自己中心的と評していますが、赤木がいない中離されるわけにはいかないですし、何よりも負けることが大嫌いな流川はなりふり構わずガンガン行くことしか考えていないようですね。色んな所から挑発もされるし、勝って黙らせたいというのが本音かと。
完全版10巻
215P
#112 SELFISH

勝つ!!絶対勝つんだ!!
王者・海南相手に試合を支配しつつある流川の怒涛の攻撃。無口な流川が明確に言葉にするなんてめずらしい!そして、vs牧をかわしてのワンハンドダンクは観客、読者の度肝を抜きました。あの天才・仙道が驚いているのがいい証拠です。牧からのダンクはさらに勢いが増しますね。
完全版11巻
40P
#114 RULE THE GAME

てめーじゃねーんだ! マグレがあるかどあほう!!
精神が肉体を凌駕しゴール下でチームを鼓舞し続ける赤木に引っ張られ、ギリギリの体力で粘る湘北。必死で赤木が桜木が繋いだルーズボールを是が非でも王者の椅子から引きずり下ろしたい執念で流川にボールを託しました。晴子さんが泣いてるけど、ここは何度見ても泣けます。ズビッ
完全版12巻
41P
#126 体力の限界

ぶちかませっ!!
気持ちはコートに置いたまま。見守ることしかできないけれど、桜木が牧に挑む姿を目の当たりにして無口な流川が叫ばずにはいられませんでした。桜木は素人ですが、計算外で期待せずにはいられない存在です。勝利を目指す同志として、帝王・牧に一矢報いてほしいという想いを乗せて。
完全版12巻
99P
#129 体力の限界

うぬぼれんなどあほう
敗戦の責任を感じ無断欠席の桜木が湘北の体育館に。個人練習してた流川との会話ですが、桜木に対して一度も名前を呼ばず。どあほうかお前のみ。オレの責任と言い合いからの殴り合いなんですけど、安西先生に二度とケンカしないって誓ったよな。ん?流川は「たぶん」と濁してましたね。
完全版12巻
176P
#133 責任問題

あっちの2mみたいになるぞ
ヤンキー上がりなので桜木はケンカっ早いのですが、ことを収束させるために蹴りを入れました。桜木のリバウンド力は買っているっぽく、さりげないフォローと魚住への挑発もきっちりと。愉快なこのやり取りを赤木がとがめることもせず、こと心中で関心するとは。みんなやんちゃです。
完全版14巻
53P
#151 ABOVE THE RIM

「お前のディフェンスははっきり言ってザル!!」
感覚的に200km/hストレートの球を桜木の顔面に投げた流川。湘北はマンツーマンディフェンスが多く陵南・福田vs桜木という図。経験値が圧倒的に少ない桜木は縦のディフェンスはイイものの、平面での駆け引きが弱点。ですが一朝一夕ではどうにかなる問題でないのが大いに悩ましい。
完全版13巻
223P
#159 ホメてくれ

てめーに勝つためだ 覚悟しな
流川、前半の得点2点。何度かあったvs仙道との1on1も挑むことなく、パスを選択し得点に結びつけています。海南戦の怒涛の攻撃を知ってる人達からすると超絶オフェンスの鬼である流川にしては静かすぎて気持ちが悪いというのが本音。それこそ嵐の前の静けさ状態。それって、もしや!
完全版15巻
43P
#162 2nd HALF

ドンマイ
そりゃ赤木だって魚住にたまにはやられますって。悔やむ赤木に呟いた流川の励ましの言葉の貴重さよ。全国制覇を目指す同志として、流川も少しは成長したんじゃないかな。その後、ボールをよこせってくいくいしてるところは完全に “ らしい ” ですよね。
完全版15巻
74P
#164 エース

ほーーーう・・・
内の宮城から外の三井へのノールックパス。外の三井からシュートに見せかけての中の赤木へのワンバウンドパス。大黒柱赤木のゴールという先輩たちの絶妙な連係プレーにハモる流川と桜木。流川の華麗なるプレーもイイですが、団体競技特有の連係プレーもバスケの見所の一つですよね。
完全版15巻
172P
#169 リバウンド王・桜木奮闘

ゴリラだ
赤木が散々煮え湯を飲まされてきた天才・仙道のフェイクを読み完全なるブロックを決めました。その姿が例えゴリラに見えようとも言ってはいけない一言ですよ、流川君。一体どこで驚いているんだ。目まで丸くするんじゃない!失礼にもほどがある!仙道を止めると勢いは出ますね。
完全版15巻
196P
#170 勝利の雄叫び

聞こえたぜ
4ファウルでベンチに下がっていた魚住がいない間の湘北の勢いはすさまじく、その差15点。残り約6分で、勝負をかける陵南。それとともに、気まぐれな仙道にようやくスイッチが入りました。そんな仙道に湘北のこれまた気まぐれなエースが黙っちゃいませんぜ、ダンナ。
完全版16巻
47P
#175 主役

騒ぐな とり返しゃいいんだ
仙道が牙をむき出しで攻め込んできております。湘北はリードしているので取って取られてを繰り返していれば勝ちを得られるんですけど、流川的にはそれじゃおもしろくないし、仙道がそれだけで終わるとは思えません。事実、このセリフの後早々に仙道にパスカットされてしまいます。
完全版16巻
60P
#175 主役

バスケットは算数じゃねえ
仙道にパスカットされたまま抜かれる流川。流川にえらそうーな口を叩くも、結局抜かれる桜木。更に燃え上がる流川の闘志。仙道主体のシンプルな陵南の作戦の中、強引にツッコめば魚住と仙道の高い壁があるにも関わらず決めたシュートの破壊力は観客をも黙らすには十分なほど。
完全版16巻
75P
#176 不安要素

ファウル軍団
終盤、じわじわと湘北に襲い掛かってきたファウルという蓄積。まずはPGの宮城が餌食になりました。しかし、組み立ての宮城を交代するわけにはいきません。赤木、三井、桜木もファウルが3つずつ。生意気にも呟きたくなる気持ちはわからんではないけれど、赤木・三井・宮城は先輩です。
完全版16巻
89P
#177 点取り屋

とられた分は取り返す 攻め気を忘れないように
何度も言いますが、赤木・三井・宮城は先輩です。なんたる生意気なお口でしょうか。流川はプレーが上手く、ファウルを引き出しつつ取られないようにします。あげく、エースとしての得点源。皆何も言えない、いや言ってる。流石の赤木が完全にゴリラ化しておる。
完全版16巻
90P
#177 不安要素

もっと上手くなりたい ただそれだけす
陵南戦に勝ちインターハイを決めた湘北。流川は密かに思っていたアメリカ留学を安西先生に相談しますが、仙道に及ばないという理由を含め反対されてしまいます。仙道に及ばずに留学に行くことが逃げではないですが、確かにアメリカも留学も今すぐじゃなければならない理由もないはず。
完全版17巻
49P
#187 1年坊主

オレが谷沢君と同じだと・・・?
留学を相談した帰り、安西先生の奥様に安西先生の過去を聞きました。素質に恵まれた谷沢選手を育てることが叶わず、アメリカで事故死したこと。流川からしたらオレはオレって割り切るタイプでしょうが、教育者には教育者の苦悩があるんでしょう。動揺する安西先生も珍しかったです。
完全版17巻
100P
#189 バスケットの国

まさか
練習が終わって、流川が珍しく三井に声をかけ1on1の相手を頼みました。スコアよりも内容で三井に勝るも、外野の桜木が黙ってるはずもなく無謀にも流川vs桜木の1on1が始まりました。三井と宮城の優しさに、桜木は感謝すべきですね。問答無用で容赦ない流川も通常運転。
完全版17巻
163P
#192 1st ROUND

目がしぱしぱする
お昼の3時ではありません。夜中の3時です。バスケ部のスタメン4人が赤点4つ以上でインターハイ出場すら危ない湘北は、赤木家で追試に向けて勉強合宿中。授業=睡眠時間なので流川が真夜中に起きてることは奇跡と言っても過言ではありません。最初からうとうとしていたようですが。
完全版17巻
179P
#193 全国が危ない

今日も あれやりましょーよ オレたちはってやつ
前半負傷により途中交代。ハーフタイム中にロッカーに戻ってきて雰囲気を察したようで、めずらく空気を読んだエース様は合言葉を御所望のようで。これには驚きです。流川の人としての成長を垣間見た気がしました。今は明確なアドバイスよりも通常運転に戻ること方が最重要です。
完全版18巻
202P
#206 オレたちは甘い

一歩も引く気はねーぜ
南は後半流川が出てくるなんて思いもしなかったでしょう。片目だけの状態では遠近感が掴めずパスを受け取ることが出来ませんでした。でも出来ないなら出ません。口数の少ない流川が長台詞で南に語りかけ、最後はきっちり宣戦布告。これが、クソ生意気な湘北のエース様ざんす。
完全版19巻
21P
#208 エースの証明

ジツは強いパスとりづらいんす ワンバウンドさせてくれるとありがたいっす
誰よりも流川の使い方を知ってるので宮城の声かけは安心します。ノってくるとき流川は口ではなく目だったり、手でパスを要求しますが今回は例外ではあるものの、宮城のリアクションが流川の変化を物語ってます。あくまで点を獲りに行く姿勢にアッパレ。
完全版19巻
30P
#209 合宿シュート

来てみろよどあほう
流川が活躍すればするほど、南が不調に陥っていきました。そして、とうとうゴール下で強引に突っ込みそのまま落下。それでも1歩も引かない流川。ケンカっ早いのがたまにきずですが、この状況で引かないのが流川というプレイヤーの強さの証でははないでしょうか。
完全版19巻
107P
#213 エースキラーの最期

マグレが出た
2回戦の相手は最強・山王。湘北の最大の挑戦が始まりました。珍しく奇襲を提案する安西先生。ターゲットは宮城とド素人・桜木。豊玉戦では失敗しましたがなんとアリウープが奇跡的に決まり赤木・三井・流川のリアクションが失礼そのもの。流川が決めても普通っちゃ普通か。
完全版20巻
117P
#224 天才?

すげーな・・・(胸中)
ゲーム序盤、豊玉戦で活躍した赤木・流川ではなくシューターの三井にボールを集める湘北。オフェンスの鬼として流川もたまに3Pも打つので難しさもわかっています。三井の連続3Pの凄さをめずらしく認めているようです。たまには口に出して先輩をほめたたえようよ、流川。
完全版20巻
140P
#225 シューター

山王が日本一のチームなら・・・ 蹴散らすまでだ
山王王朝にクーデターをかます派手に見事なワンハンドダンク、からの宣戦布告。完璧に決まりました。沢北も堂本監督も驚いてますが、後ろで丸ゴリこと河田が青筋立てていらっしゃる。人気の高い山王王朝なもんで観客も敵に回してますが、いつも通りの流川です。
完全版20巻
189・190P
#228 プライド

スキが無え・・・(胸中)
後半、山王にゾーンプレスで突き放され、大黒柱の赤木が河田にこれでもかと封じ込められ、気が付けばあれよあれよという間に20点差。いつもどうにかしてきた流川でさえ沢北のスキのないディフェンスに不安定なシュートを打たされるという、かつてないほどどうにもならない状況。
完全版21巻
191P
#240 かっこ悪い湘北

ぶっつぶす
安西先生が授けた作戦を実行した桜木によって再び浮上した湘北の前に立ちはだかるのは沢北。桜木が活躍してるんで触発もされますが、流川にとって沢北は避けては通れぬ道です。何が何でもこの上から目線のテングの鼻っ柱をへし折ってやらねばならんのです、はい。
完全版22巻
190P
#252 逸材

まだまだ
上手い選手の定義が不明ですが、沢北のディフェンスは笛が鳴りません。つまりファウルではないということ。1on1を挑む流川が見上げると、自信満々の沢北が仁王立ち。ここまでコテンパンにされると積み上げてきた自信は粉砕されるはずなんですが。
このセリフを言える流川の強さも十分別次元。
完全版23巻
27P
#256 チャレンジ

今日・・・・・・ここで お前を倒して行く
挑んでも挑んでも潰されて、それでも立ち上がることをやめない流川。そして、沢北のアメリカ留学を知り、俄然やる気が上がる流川。いや、ここで上がるのが凡人には理解できないのですが、一旦横においたアメリカ留学という目標がチラついてるようです。ここで勝てれば近道だけど。
完全版23巻
66・67P
#258 布石

そんなタマじゃねーよな(胸中)
両チームのエースが試合を動かす中、三井の腕が上がらないという言葉を無言で聞く流川。沢北の一瞬の油断をつきワンマン速攻も深津と沢北の容赦ないWブロックに選択したのは三井への脅迫と信頼の織り交ざったパス。フラッフラの三井なんですけど見事に3Pが決まりました。
完全版23巻
142P
#261 SWISH

いい仕事したぜ 下手なりに
残り3分切って8点差、押せ押せの湘北。そんな中、ルーズボールを拾って来賓席に突っ込み立ち上がれない桜木に、超絶上から目線で初めてねぎらいの言葉をかける流川。「下手なりに」あたりをつけるのがらしいのですが。この1年坊主たちは挑発しながら切磋琢磨してきたもんね。
完全版23巻
203P
#264 救世主

必死でついてこい 交代しねーならよ
桜木の頑張りに観客に変化が起きました。山王の応援と湘北の応援がなんと半分ずつぐらいに。桜木の些細な変化を気付いてるものの運動量とリバウンド力が必要不可欠なのもわかっています。何より勝つために頑張っている同志の欠落がどこか惜しいというのか、やっぱり素直じゃない2人。
完全版23巻
224P
#265 指図

1つ忘れてるぜ
インサイドでもアウトサイドでも点数が取れるオフェンスの鬼が流川です。忘れたころにやってくる3Pの成功率って作中じゃ100%じゃないでしょうか。対仙道の時でも決めましたし決められましたもんね。おっと王者・山王がとうとうタイムアウトを取りましたよ。
完全版23巻
225P
#265 指図

出るなら出ろ
残り1分。点差は変わらず5点。桜木がとうとう負傷退場してしまいました。指導者として桜木の交代を迷った安西先生。出る意思のある桜木と最後にその意思を動かすことができるのは、犬猿の仲である流川なんですね。これが『終生のライバル』という関係性なのでしょうか。
完全版24巻
90P
#270 栄光の時

 

≪ 名シーン ≫

桜木と殴り合い
スラムダンクってバスケ漫画なのかと疑いたくなるくらいに、桜木と流川の殴り合いが見事に描かれています。完全にクローズじゃね!?流川に関しては、すでにバスケットマンなのに素手なんですよね。手を大事にしていただきたい。
完全版1巻
74P
#3 blood

大きく頷く
新入部員の顔合わせの時に、キャプテンの赤木が今年の目標は「全国制覇だ」と言ったときに、大きくうなずいてましたね。まるでそれが当たり前で全国大会常連校のようなリアクションですが、前年度の湘北の成績は県予選1回戦敗退です。さて、今年はいかに。
完全版1巻
173P
#8 花道入部

ショボくれキツネの後ろ姿
「敗者は ただ去るのみ」とセリフを吐いて体育館を後にする姿ですが、全て桜木の頭の中の妄想の暴走です。でもこの頃から流川をデフォルメする時はキツネだったんですよね。気まぐれ加減ではネコにも通ずる部分があると思いますが。
完全版2巻
8P
#12 本物対決

流川vs上級生
2・3年生vs1年生の試合において、流川だけが学年関係なく勝ちに行ってます。とにかく、1年生チームをひっぱるひっぱる。1~5番までほぼほぼ1人で担ってる状態です。小暮を抜いたまでは良かったものの、やはり赤木のディフェンスは別格ですね。
完全版2巻
17~20P
#12 本物対決

赤木へのお返し
安田、小暮まではよかったものの赤木にハエたたきをくらいまして、更にゴリラダンクまで決められましたから、やり返してやるという思いは強かったでしょう。絶好のチャンスで赤木のシュートをハエたたき返しです。うむ、可愛くない1年坊主。
完全版2巻
38P
#13 SKY-WAKER

1人ワンハンドダンク
決まりました。これが本当に中学生上がりのプレーなのかというほど見事なプレーです。小暮のディフェンスに股抜きからの滞空力のある跳躍からの1人ワンハンドダンクがなんと美しいことでしょう。やられてる場合ではないのだよ、上級生諸君。
完全版2巻
44・45P
#13 SKY-WAKER

授業中は睡眠時間
違います。ですが流川は寝ることが趣味なのでほぼ寝ています。このビクッっとなったことについて『ジャーキング』という生理現象だそうです。どこかで皆さんも体験したことがあるのではないでしょうか。起きたのなら、ちゃんと授業受けようよ。
完全版2巻
75P
#15 ある雨の日

イケメンのワンハンドダンク
昨年の神奈川インターハイ予選ベスト4の陵南との練習試合が決まり、気合入りまくりのC赤木の両手ダンクとルーキー流川のワンハンドダンク。男前のドアップは見てて飽きませんね。ファンへのちょっとしたサービスショットでしょうか。
完全版3巻
30・31P
#24 明日の前の日

アリウープ阻止
前半7分経過。スコア19vs0と苦し過ぎる立ち上がりの湘北。そして、植草から仙道への絶好の見せ場であるアリウープを流川が阻止しました。簡単に書いてますけど、決めようとする方も止めようとする方も絶対に両方難しいですから。
完全版3巻
168P
#30 COUNTER ATTACK

初得点へのパス
流川のカウンターに追いつく仙道のスピード、そして華麗なる空中戦を制したのは今度こそ湘北でした。流川的には行きたがったでしょうが、しっかり赤木も詰めてましたね。すばらしい連係プレーです。
完全版3巻
176P
#30 COUNTER ATTACK

ごっつぁんダンク
赤木のシュートのこぼれ球をそのまま流川が押し込みました。晴子さんが親衛隊並みに「キャーッ!」となってますが、これはなる。流川のプレーはホントにハデですね。そうすることで、相手にどんどんケンカ売ってるような気がしてならん。
完全版3巻
198P
#31 うずうず

桜木に蹴り
バスケットボールを始めて間もない桜木に練習試合といえど出場機会が与えられるも、緊張でガッチガチ。みんなが慌てふためく中、流石に見かねた流川の目覚めの一蹴りです。ファインプレイ!
完全版4巻
20P
#34 主役登場!!

ベンチに下がる
赤木が医務室から戻ってきて替わったのはバテ気味の流川。バテてる自覚はあるが負けず嫌いなので若干イラついておりますが、安西先生の言葉にこの試合にかける意思や意図をそれなりに感じ取ったんでしょう。まだ勝敗はついてませんからね。
完全版4巻
132P
#40 ちが~~~~~う

挑発にカチン
湘北の学ラン姿だったら漫画そのものが変わっていたことでしょう。バスケのユニフォーム着ていて助かったね、2人とも。仙道が爽やかに挑発するもんですから、負けず嫌いにスイッチが入ったというより逆鱗に触れた状態。
完全版4巻
213P
#44 仙道君です

執念のカウンター
残り30秒切って赤木のパスカットに素早く反応したのは流川。そのままドリブルに入るも仙道も速く、ギリギリで見えた味方にパスするも相手はまさかの桜木で一瞬の判断ミスに後悔が「げっ」て、にじみ出ています。
完全版5巻
22・23P
#46 NO TIME

ふくれっ面
逆転したもののスキを突かれて仙道にトドメを刺されてしまいました。高校に入学して初めての試合は敗戦。負けず嫌いが負けたので、試合内容どうのこうの相手がどうのこうのではなく負けたことでこの表情です。
完全版5巻
58P
#48 NOTHING TO LOSE

握手をハタク
好ゲームをたたえ仙道が握手を求めたのに流川はハタキました。なんという無礼、生意気にもほどがあります。らしいっちゃらしいですが敬意に欠いていますので絶対にしてはいけません。ダメ、絶対!!
完全版5巻
62P
#48 NOTHING TO LOSE

ボディー1発
背後からモップの金具で2発、ボディーに2発を受け頭から出血してるものの、倒れることなくそのまま1発ボディーにお見舞いしてやりました。いやいや、めちゃめちゃタフですやん。改めて再確認ですが、これはバスケボール漫画ですよ。
完全版6巻
42P
#58 バスケ部最後の日

自転車をこぎながら居眠り→自爆
流れはカッコいいです。洋楽聞きながらロードバイクを走らせてるその後が大問題。イケメンが鼻提灯つくって停車中の車に自ら突っ込み、ド派手にフッ飛んでます。全部にツッコんでたらキリがないですが、とにかく当て逃げ確定です。スポーツマンなら自分の体を大事にしましょう。
完全版7巻
95P
#73 5月19日

赤木の過去を楽しむ
三井が戻ってきてから、ちょいちょい赤木の下手時代を暴露するんです。その時のリアクションがわざとらしい。キャプテンである赤木には一番逆らえないっぽいので、この時だけはめいっぱい楽しんでるように思います。かたや、流川の下手時代が想像できません。
完全版6巻
219P
#67 全国制覇
完全版7巻
154P
#76 FREETHROW

男前の横顔
#77の表紙なので漫画の一コマでも何でもないのですが、井上先生から流川ファンへのサービスショットだと思ってます。井上先生の画力がどんどん上がっていて、美しいです。
完全版7巻
165P
#77 ROOKIE SENSATION

2本連続のワンハンドダンク(2本目)
赤木、流川、桜木がゴール下にいるとドえらい圧力ですね。赤木はさることながら、流川と桜木はジャンプ力が高いのでたまらずパスをすると、ちゃっかり宮城が仕事をします。そして、桜木をおとりにして流川で仕上げです。エースガード宮城の復帰もかなり大きいですね。
完全版7巻
175・176P
#77 ROOKIE SENSATION

3Pのブロック
オフェンスばかり注目されがちの流川ですが、ディフェンスがザルというわけではないんです。ただ、オフェンスの爆発力が尋常じゃないってだけで。だから格下の相手だと描かれてはいないスティールやブロックも多いはずです。マッチアップする相手もほぼエース様ですしね。
完全版7巻
196P
#78 天才の証明

個人練習
誰もいないはずの体育館には電気が点いていて、そこでは流川が淡々と個人練習をしていました。それにただただ圧倒される素人・桜木の図。めずらしいのが両手のバックダンクではないでしょうか。ワンハンドダンクはスピード感、両手だとより力強さを感じます。
完全版8巻
19~23P
#80 天才の憂鬱2

スティール→ワンマン速攻→ダブルクラッチ
ベスト8で去年神奈川2位の翔陽との戦いは序盤から赤木までも硬く花形にいい様にされてます。花形のフェイクを待ってましたとばかりに、流川が仕掛けそのままコートを駆け上がり、190cm越えの大男2人相手にひょいと決めて見せました。そりゃ、親衛隊も泣きますよ。
完全版8巻
94~99P
#84 個人プレー

ファウルでブロック
終盤三井の連続3Pシュートで息を吹き返した湘北。ところが、4ファウルで縮こまる桜木に流川がファウルをもってしてブロックする姿を見せます。犬猿の仲ですが、桜木と流川はこんな感じでお互いを意識しながら切磋琢磨して成長してるんですよね。
完全版9巻
96P
#95 4ファウル

三井からパスでワンハンドダンク
三井が相手ベンチに激突しながらも繋いでくれたパスですからね。決めないわけにはいきませんということで相変わらずの大男どもに囲まれつつもワンハンドダンクを決めました。翔陽の高さを最後の最後まで翻弄し続けるとは、なんと恐ろしいプレイヤーでしょうね。
完全版9巻
101P
#95 4ファウル

と見せかけてからのジャンプシュート
口先だけではないがとかく五月蝿い清田とのマッチアップ。清田のディフェンスがザルならスタメンはないはずなのでそこそこだとは思いますけど、抜くと見せかけてジャンプシュートとは上手くかわしましたよね。牧が「抜かれるな!」て言ったのでオフェンスの幅が広がったのかもしれません。
完全版10巻
135P
#108 超強力リバウンドマシーン

タオルで手を拭く
赤木がケガをしてしまいました。必然的に赤木の代わりは桜木になるわけですが、ゴール下は流川と桜木にかかってくるので、安西先生が手と手を取り合わせるのですがお互いがバイ菌扱いです。コラコラ。正直、赤木の穴ってすごく大きいんですよ、精神的にもゴール下的にも。
完全版10巻
162P
#109 ACCIDENT

ドトウの流川
完全に流川にスイッチが入りました。無言の圧力に宮城までが屈しパスを出す始末。なんと速いシュートモーション。海南の攻撃をスティールしてすぐさまのジャンプシュートの素早いこと。ただのルーキーにあらず。相田記者はじめ、海南ベンチも流川のプレーに総立ちじゃないですか。
完全版10巻
217~220P
#112 SELFISH

後輩の応援にめずらしく喜ぶ姿
果たして流川に喜怒哀楽全ての感情があるのか謎ですが、中学校の後輩が応援に駆けつけてる姿を見てめずらしく感動してますよね。表情はまったくわからないですが。涙を流してるところもゲラゲラ笑ってる姿も見たことないのですが、とりあえず笑いのツボには興味があります。
完全版11巻
9P
#113 UNSTOPPABLE

どあほうダッシュ
リバウンド取った後囲まれて何もできないに桜木に対してどあほうを連呼しながらボールを取りに行きました。井上先生のどあほうの文字がゆるくて好きです。いやはや、その後のプレーがまたたまらんのですよ。
完全版11巻
37P
#114 RULE THE GAME

こぶしを突き上げる
前半終了、流川の怒涛の猛追で海南に追いつきました。その圧倒的パフォーマンスは高校1年生の域ととっくに超えるほどで、他校生には脅威にしか映らなかったことでしょう。モノ言わぬ流川がこぶしを突き上げた先には、精神的支柱・C赤木の姿が。
赤木兄妹も彩子さんもこのスコアにはおったまげ。赤木と流川のハイタッチもよい。
完全版11巻
55P
#115 湘北のエース

握りこぶしをにぎる
誰一人勝利を諦めていないから、ボールを繋げゴールを目指す残り約1分。流川が体力の限界により交代しました。気持ちとは裏腹に体が動きません。でも前半の流川の猛追がなければ、赤木の復帰に終盤の粘りはあり得ませんでした。
安西先生の心からのねぎらいの言葉はタオルで隠れた表情からは一切読み取ることが出来ませんが、最後までコートに立てなかった悔しさが勝り、『ちくしょう・・・!!』が全てを物語っています。
完全版12巻
49P
#127 打倒・牧

いつもより深い眠り
敗戦した海南戦から一夜明けて、本分の学生生活ですがスタメンは全員授業をお眠りあそばしております。それだけハードだったんです。流川ですが、イケメン台無しっぷりのよだれの海。チームメイト兼同じクラスの石井君の必死の言い訳が涙ぐましい素晴らしい友情。
完全版12巻
148P
#132 がけっぷち

リングでケンカ
桜木が丸坊主にして学校・部活ともに復帰。桜木の自信回復と課題を確認するための上級生vs1年生の紅白戦。チームメイトにもかかわらずバチバチの流川と桜木。ラストプレーの1年生チームの速攻で、リングに掴みかかる流川と桜木。
そこから意地の張り合いを通り越してぶら下がりながらケンカ勃発。何たる器用。坊主にした桜木を猿と罵ってましたが、リングでケンカは流川も猿状態。
完全版12巻
242P
#136 シュートをねらえ

ゴリラダンクへのパス
攻撃中ゴール下で流川がボールを持てば確実に囲まれます。海南戦での印象が他チームにも強いでしょうから。案の定、魚住と仙道がえぐい高さでブロックに立ちはだかるも、赤木の復活を告げる為のパスを選択。
流石にCの赤木だけは少しだけ立てるようになりましたね。流川が一番最初に信頼した人物なのかなとも思います。
完全版14巻
200P
#158 落とし穴の予感

反撃の狼煙
流川の肩書はスーパールーキーだったりエースだったり。本人はまったく興味を示してませんが、どの試合も肩書に恥じぬ十分な働きをしてくれています。陵南戦は全国行と高校で初めて対戦して負けた相手。
県内屈指の実力を誇る天才・仙道は相手にとって不足無し。前半20分を上手くいなし、勝負の後半20分。こっからは全力全開フルスロットルですね。
完全版15巻
48~50P
#163 沈黙の前半

仙道からファウルを引き出す
宣戦布告通り後半からは実に流川らしい動きで仙道にガチンコでぶつかっていってます。気迫の現れにより、ファウルを引き出しワンスローゲット!スタメンの中では、三井に続きフリースローも上手いので安心です。とは言え、仙道が『ウソォ!?』なんて珍しいにもほどがある。
完全版15巻
58~62P
#163 沈黙の前半

陵南ベンチを挑発するキツネ
約3分間両雄は堅い守りで得点を与えず、ようやくこじ開けたのは陵南エース仙道。しかも練習試合で最後に決められたダブルクラッチ。そんな流れを断ち切るが如く湘北のエースが投じたのは3P。
陵南ベンチにアメリカンスタイルでケンカを売るオプション付き。お陰で陵南ベンチのメンバーや監督まで青筋が出ております。
完全版15巻
103P
#165 我慢

仙道を抜いてのワンハンドダンク
徐々に陵南に流れが傾きつつある中、仙道を倒して全国行を目指す流川のプレーは3年生からするとハラハラもの。牧も赤木も理解を示すも、湘北のエースはいつまでも猪突猛進だけではないんです。3ヵ月でこれでもかというエースに進化したのがこのフェイクです。ムキにはなってるけど。
完全版16巻
96~99P
#177 点取り屋

鬼気迫る流川
一旦アメリカ留学は置いといて、『日本一の高校生』になるべく今度はインターハイ制覇に向けて練習に励むものの、今まで以上の威圧感で練習ですら部員がビビりを通り越して引いてる状態。晴子さんや桜木軍団は視界の端にすら入っていません。見えるはボールとリングのみ。
完全版17巻
112~124P
#190 日本一の高校生

イメージトレーニング中に寝る
全国大会のために広島入りをして緒戦の相手大阪・豊玉高校とひと悶着あったものの、それぞれ思い思いに過ごす夜。流川は日本一の高校生になる為にイメージトレーニングをしているのですが、如何せん寝ながらですからね。そりゃ、寝るよ!!寝る子は育つを地でいく流川です。
完全版18巻
59P
#199 緒戦前夜

速いモーションのミドル
神奈川インサイドの覇者・赤木の活躍により豊玉に追いついてきた湘北。そして、赤木にどんどんマークが強くなったタイミングで現れたのがエース流川。スピードに乗ったままボールを受取り迷いなくシュートモーション、高い打点でミドルを決めました。おやおや、観客がどよめいています。
完全版18巻
153~155P
#204 ジャンプシュート

“ エースキラー ” 南の肘が流川を襲う
牧が流川に再三「南には気を付けろ」と伝えていたことが現実に起こってしまいました。流川親衛隊阿鼻叫喚。真相は藪の中とはいえ、スポーツマンシップに反するプレーに流石の赤木もブチギレのご様子。確かにこの雰囲気はスポーツをする、バスケットボールをする雰囲気ではない。
完全版18巻
178・179P
#205 疑惑のエースキラー

やり返しのワンハンドダンク
高校No.1プレイヤー沢北vs流川の1on1開始。沢北の見事なドライブで抜かれるものの、すぐさま1発やり返してやりました。文句なくカッコいい!安西先生は流川なら日本一の高校生になれると思ったので目標を与えたわけですよね。そう、ここで戦って証明しなきゃいけないんです。
完全版20巻
185~188P
#228 プライド

音楽にノリ、指を鳴らす♪
先にタイムアウトを取ったのは山王王朝。安西先生の次なる作戦は攻撃の中心を桜木で行くとのこと。当然、チーム全員驚きよりも不安による反対が大きく、かたや安西先生は確信がある様子。ドヤる桜木に、1人無視を決め込んで音楽にのる流川。イヤホンはどっから出てきたんだ?
完全版20巻
233P
#230 局地戦

沢北のセリフに驚く
絶好のワンマン速攻を止められ、そのまま全員が抜かれカウンターを喰らった湘北。これがスイッチの入った沢北の真の実力。ところが、沢北は流川に「夏が終わったらオレはアメリカだ」と告げます。流川にもっとも立ちはだかる高く大きい壁との戦いは、なんと残り6分。
完全版22巻
243P
#254 スーパーエース

湘北のフロント3枚が抜かれる
1on1で沢北を誘い込み、湘北自慢のフロント3枚でブロックしたにもかかわらず鮮やかにゴールを決める沢北。このプレーには他校の全国区のプレイヤーのたちでさえ度肝を抜かれる始末。仙道と対戦していた時のリアクションともまた違う流川の表情は驚きに満ちています。
完全版23巻
34・35P
#256 チャレンジ

試合中に笑う流川
仙道と沢北は流川が向かっていけば向かっていくほど楽しそうにプレーするんです。でも流川が試合中に笑うって初めてではないでしょうか。いつもぶっちょう面で、点数決めても牧からダンク決めても次のプレーに淡々と向かってます。それがあたり前であるかのように。
右端をくっとあげて、悪い笑みですね。
完全版23巻
64P
#257 チャレンジ2

ストップして赤木へのパス
ボールを持ってから赤木にアイコンタクトを送っていた答えがこのパスです。流川が1on1で沢北に挑まない、パスという選択をしました。ベンチの安西先生が思わず飛び出してガッツポーズをしているということがこのパスの意味の持つ凄さの証明です。
このあとのプレーでもう1本宮城にパスを出しています。
完全版23巻
84・85P
#258 布石

沢北を抜く流川
1本目の赤木へのパス。2本目の宮城へのパス。今まで、1on1において流川は『挑む』という選択肢しかありませんでした。1on1なのでそうかもしれませんが。バスケットボールという競技はコート上に敵味方合わせて10人います。バスケは個人ではなく団体競技ということです。
完全版23巻
104P
#259 布石2

沢北のヘナチョコシュートを模する
ヘナチョコシュートではなく長身の選手をかわすためのスクープショットと言いまして高度な技術を要し、いざ実戦で決めるとなるとまた別問題の粋らしいのですが。ブロックにきたのが河田ということもあり、やってやりまりましたよ。湘北のクソ生意気なエース様が!!
完全版23巻
162・163P
#262 1対2

無表情のガッツポーズ
ここぞとばかりのエース対決で決めた3Pで点差は5点。たまらず王者・山王がタイムアウトを取りました。流れは完全に湘北です。表情は硬いままですがガッツポーズも見たことないですよね。そのあとのハイタッチで桜木のところで現実に戻るところがおしいですが、まあ良し。
完全版23巻
232P
#266 原点

桜木から流川へのパス
基本的にはこの2人はパスは出し合いません。かつて、事故的に桜木から流川に仕方なくパスを 出したことはありましたが、初めて桜木の意志で流川にパスが渡りました。嬉しくもなんともないパスですが是が非でも決めなくてはいけない状況で、きっちり決めるのが流川という選手。
完全版24巻
160~163P
#274 死力

流川から桜木へのパス
流川自身の意志で桜木にパスを出したことはないです。陵南戦の練習試合は事故みたいなもんですから。でもしました。この土壇場、究極の最終局面で。今までと全然違うのは、一か八かの賭けとかいうパスではないんです。『勝つため』の意志を乗せたパスですよね。
完全版24巻
206・207P
#275 and1

桜木と流川のハイタッチ
永久保存版、伝説のシーン。
完全版24巻
220・221P
#276 湘北高校バスケットボール部

ベンチが飛び出し、赤木がチームメイトを抱きしめる
永久保存版、伝説のシーンその2。
完全版24巻
224・225P
#276 湘北高校バスケットボール部

JAPANのユニフォームを自慢するキツネ
なぜリハビリ中の桜木と全日本ジュニア合宿から帰ってきた流川が同じ浜辺にいるのかまったくもって謎です。対桜木に対してきっちりと『JAPAN』を見せつけるあたりのいい性格はこれからもきっと変わることはないでしょう。切磋琢磨して頑張って欲しいものですね。
完全版24巻
244P
#276 湘北高校バスケットボール部

 

凄さを解説

4月に入学早々、相手エースとの対戦を任されたり。海南戦での怒涛の攻撃。
インサイド・アウトサイドからの華麗なる攻撃の数々。得点を決めてもクールに淡々とする姿。

と、ここまでなら流川親衛隊となんら変わらないと思うんです。

何より常人とかけ離れていると思ったことは、山王戦のvs沢北との1on1です。

圧倒的、格の違いというのを見せつけられ、あれだけ自慢の攻撃を封じ込められると考えられなくなって足が止まるんですよ。
自身が無くなって俯いて、ベンチに下がりたいと諦めるんです。

でも、この男は違うんですね。負け続けても、挑むことをやめません。

本当に上辺だけでなく、『カッコいい』と思わざるを得ませんでした。

 

謎めいたところ

本編にも序盤からきっちり関わりインターハイの山王戦の活躍も素晴らしかったですよね。
そんな主要なキャラクターの中で唯一と言っていいほどモノローグ(独白)のないキャラクター。
それが流川楓、その人。

つまり、何考えているのかさっぱりわからない・・・。

未だに。

何度読み返しても。

でも、ことバスケットボールに対しては誰よりも熱い熱い情熱を持っているんです。

(赤木も熱いですが方向性がちょっと違う気が。)

三井のバスケ部襲撃事件で他の1年生が殴られると、ヤンキーあがりの桜木よりも早くに報復行為に出ています。
仲間意識の高さよりも、バスケを侮辱されることに琴線が触れたように見えました。

スポーツ選手は負けず嫌いが多く負けず嫌いじゃないと強くなれないと言いますが、流川も相当な負けず嫌いです。

これに関しては、すでにプロ顔負けだと思います。

中学生の頃に高校生と試合ができるチャンスがあったとして、1on1で抜かれたりゲームに負けたとしても、チームメイトは「相手は高校生だから」で終われるんです。

でも流川が違うんだろうな。
その後、1人で黙々と練習してそうな画が浮かびませんか。

高校生になってからはわかりませんが、冷静な客観性を身につけつつ己を見つめる目も持ち合わせてきたんではないかと思われます。

 

流川楓の残念なところ

学生の本文である、学業をおろそかにしているところでしょうね。

また、作中のイケメン筆頭にかかわらず鼻提灯つくって寝ています。
(鼻提灯がちょっと昭和のにおいを醸し出してるな。)

学生がよく居眠りをしているシーンは見ることはあると思うのですが、ここまで熟睡を通り越して爆睡をしてよだれの海を作ってる人を見たことがありません。

挙句、起こした教師を返り討ちにするなど言語道断ですね。

しかも、流川ってどこで覚えたんだっていうくらいケンカも強いんですよね。
物語の序盤で、桜木の親友である水戸洋平が「花道のパンチを喰らって立ってるヤツを初めて見た」と言ってるぐらいですから。

体が大きくてもみんながみんなケンカが強いわけではないので。

 

自作ストーリーを考えてみた

~1st.Quarter~ Departure morning

何気なく繰り返される日常の中で節目というものがある。
入学や卒業がいい例だろう。

そして、多く人にとってはただの1日だが、この男にとっては大きな節目の1日となる。

流川楓、バスケットボール留学の為アメリカへ出立する日。

本日は晴天なり。

スーツケースを携え、眠気眼のまま家を出る。
いつも通り、ロードバイクに乗りそうなぼんやり具合。

「よう。行き先は成田だったか?」
流川は驚いて、目を見開いた。

「何から何まで安西先生に負担かけるわけにもいかねーだろ。」

迎えに来たであろう男性は流川のスーツケースをテキパキと車のトランクに積んでいく。

「お前、荷物こんだけ?少ねー。」
「・・・うす。」
「ははっ。相変わらずだな。乗れよ。」
迎えに来てくれたのは留学を手配してくれた安西先生、ではなく安西先生の信者もとい、2年先輩の三井だった。

決して仲が良かったわけではない。
そもそも流川は学生生活においてスゴく仲のイイ友人がいるかというととても怪しい。
流川は学校にバスケをしに行ってるようなものだった。

クラスメイトの認識も怪しい。恐らくバスケ部員だけは大丈夫であろうが。
部活の先輩も後輩も同様だ。

三井はシューターとして有能で特に3Pに関しては一目置いている、共に全国制覇を目指した同志。
特別目をかけてもらったこともないが強いていうなれば、湘北内で唯一1on1を対戦してそれなりの相手だった。

そんな三井が後輩の新たな門出を知り送迎を買って出ていることに、流石の流川もほんの少しだけ眠気が覚めた。

「(車の)運転できたんスね。」
「ん?まーな。これ(車)は親父の借りた。」
流川との会話は長くは続かない。

「眠けりゃ、寝ていーぞ。」
「・・・うす。」
「半分寝てんじゃねーか。」
それをわかっている三井は怒るでもなく、流川のしたいようにさせることにした。流川は三井の台詞をほぼ聞かず、眠りについた。

 

遠く方で複数人の話し声が聞こえた気がして、流川は目を覚ました。

「おっ。起きたか?」
「久しぶりね、流川。」
後部座席からひょっこり顔を出したのは、見知った2人。

今年の春卒業した、キャプテンの宮城とマネージャーの彩子だ。
「なんかリアクションしろよ。」
宮城がブーたれる。

「寝ぼけてる?」
彩子は笑顔だ。

2人ともそれぞれ大学に進学している。
卒業したての宮城にあまり変化はないが、彩子は女性なのでさらに大人っぽくなった。

ところが、この3人の野郎はいたって普通の日本男児なのであまり気が利かない。
ビジュアルが悪くないだけに残念な3人である。

「成田空港の国際線なんて、そう行けるもんじゃないしね♪」
流川にへのお見送りはついでのような彩子の発言ではあるがそれでも楽しそうに笑い、相変わらず宮城は彩子に見惚れる湘北バスケ部らしい光景が広がる。

 

~2nd.Quarter~  to the Top

全国大会行きが決まった後、流川は安西先生を訪ねた。
そしてアメリカ留学を相談した。

ところが安西先生からの回答はきっぱりとした『反対』だった。

流川はここまではっきりと『反対』されると思っていなかった。

その中で突きつけられた「まだ仙道君には及ばない」の言葉にはすぐに返答できずにいた。

安西先生とて鬼ではない(かつては鬼だったのだが)。
アメリカも留学も逃げない。
焦っているわけでもない。

ならば今すぐでなければならない理由はない。

もちろん、流川という『逸材』の成長をもう少し見ていたいという、指導者としての親心もある。
まずは『日本一の高校生になる』という当面の目標が与えられた。

それからというもの流川はただただ目標に向かって全力全身邁進していくのだった。

 

広島県で開催されたインターハイのあと、全日本ジュニア選抜に流川が選出された。

当の本人はというといつも通りのぶっちょうヅラではあったものの、どこか悪い笑みをたくわえていた。
それもそのはず、流川の目標は『日本一の高校生』になること。

この選抜合宿は、『日本一の高校生』になることへの近道と言えるかもしれない。
選抜合宿に呼ばれるということはインターハイで対戦できなかった選りすぐりの選手達と逢い見えることができる。

これを絶好の機会と言わずして何と言う。

湘北のインターハイの実績としては3回戦敗退なので普通に考えて選抜合宿に呼ばれる可能性は低い。
インターハイ常連校でもなく、ピカピカの初出場でまわりからの期待はせいぜい緒戦突破がいいところ。

しかし、2回戦の相手が高校バスケ界最強の名を欲しいままにしている山王工業。
そして、流川のマッチアップした相手こそ高校バスケ界No.1の沢北栄治。
山王工業に勝ち、オフェンスに関しては沢北と並ぶほどの爆発力を発揮、かつまだ高校1年生という将来性を含め見事にお偉いさん方の目にとまったのだ。

流川にとってこの選抜合宿は毎日が刺激と興奮の繰り返しであった。
本当に全国には自分の知らないスゴいプレイヤーがゴロゴロいるということを知るに至る。

各ポジションでのエキスパート達はいろいろなタイプがいる。

宮城のように小柄でスピードのある者。でも、宮城とも違う。
三井のようにシュートの得意な者。でも三井とも違う。
赤木のようにゴール下で圧倒的な存在感を放つ者。でも、赤木とも違う。

桜木のようにリバウンドの得意な者。基礎技術が全然違うので桜木とは比べない。

また個性の塊の宝庫だった。

ある者は海南の清田のようによく喋るが連携をとる為だったり。
年上でも偉そうにすることなく、一プレイヤーとして淡々としていたり。
山王戦の影響かあからさまに宣戦布告をしてくるお調子者もいるが、それなりの実力は伴っている。

改めて思い知ったのは、山王工業の沢北の圧倒的な1on1のスキル。
スピード・テクニック・読み、悔しいことに現状どれをとっても勝るものは何一つない。

そしてもう1人、本来ならば呼ばれてもいい存在がいる。
その男の名は仙道彰。

安西先生からアメリカ留学をきっぱりと止められた元凶、もとい目の上のたん瘤。

神奈川県立陵南高校2年でエース。ポジションは1~4番までこなせるオールランドプレイヤー。
天才の名を欲しいままにしている野郎である。

もし湘北が全国に行っていなければ、確実に立場が逆になっていただろう人物。

「チッ」

合宿の練習中。

特に1on1の最中。

頭の片隅にチラつくツンツン頭が幾度となく癪にさわったことは記憶に新しい。

それくらい仙道というプレイヤーのスゴさを思い知った。
認めたくはないが。

とは言え、日本一になることに迷いはない。

沢北だろうが、仙道だろうが関係ない。

皆倒して日本一なる。

そしてアメリカに行く。

 

~3rd.Quarter~  Dreaming boys

神奈川の高校バスケ界をけん引してきた海南の牧・翔陽の藤間が卒業し、注目が集まったのは陵南の仙道。
インターハイ予選で牧に並ぶとも劣らないプレーで全国経験はないもののその期待値は群を抜いていた。

そして1年生にも関わらずインターハイで山王に勝ち、当時No.1の呼び声高い沢北に深い爪痕を残したのが湘北の流川である。
この2人は同学年でないため、公式で戦える回数が決まっている。

もし夏の時点で仙道が引退を決めるとなると、インターハイ予選がこの両雄の最後の戦いになるかもしれない。

仲良く陵南・湘北がインターハイに行ければ生き残る可能性があるが、再戦の可能性は限りなく低い。

神奈川のバスケファンにするとこの夏は熱い夏になりそうなのだが、当の2人はというと。
実はごくごくまれに会っている。

流川が一方的に仙道を拉致り、ストリートバスケに明け暮れるのだ。
なので、仙道が部活をサボってるという一端を実は流川が原因とするところがある。

お互いおしゃべりではないので、日が暮れるまでひたすら1on1の繰り返し。
フェイクにブロック。ダンクに3P。時に大胆に強引に。時に繊細に距離感を保って。

その日もとうとう日が暮れて解散となった時。

流川が以前から気になっていたことを仙道に尋ねた。

「おめーさん、いつまでバスケを続けるつもりでい。」
流川は目の上のたん瘤(1年上の仙道)の将来が気になった。

これほどの男である。

すぐにバスケを辞めることは無かろうが、果たしでいつまで続けるつもりか。

返答に困る仙道。

仙道と流川はチームメイトではない。どんな人柄かということはバスケの対戦を通じてしかわからない。
だからと言って、流川がふざけて先(将来)のことを聞くとも思えない。

「1on1もバスケのうちだろって、納得いかないか・・・。」
仙道の言葉を待つ流川。

「オレというプレイヤーを求められるまで・・・なんてな。」
ボールを見つめる仙道の表情は実に穏やかだ。

学生生活で行うスポーツは上手かろうが下手だろうが、自分の意志で続けることが出来る。

しかし、実業団やプロ、オリンピックとなれば世界は違う。

自身がどんなにプレーを切望したとしても不必要であれば選ばれない。それこそ、生き残る為の絶対的競争社会だ。

上を目指すとすればどこまでを目指すのか。
実業団?
日本代表?
NBA?

「今日明日でヤめることは無いけど、正直どこまで目指すかも決まってない。」
そう、流川の質問はあまりに抽象的で範囲が広い。

「ただ言えることは、オレとおめーじゃバスケに対する『とらえ方』が違う。」
当たり前である。十人いれば十人とも考え方や価値観は違う。
それすなわち流川が仙道に対して抱いていた疑念。

「オレはおめーほどバスケだけってわけじゃねえ、たぶん。」
疑念が確信に変わる。

「例え選手として必要とされなくたって、バスケに未練があったとしてもすがらねえだろうな。」

バスケに対して好きの大きさが違うのではない。
まさに『とらえ方』が違うのだ。
それはどうすることもできないことで、正解不正解がなく善悪でもない。

個々の機微。

「まああれだ。今はバスケットボールが占めてることは間違いない。だから、おめーにも譲る気はない。」
仙道はボールから流川に視線を変え、ずっと仙道を見ていた流川と視線が合う。

「・・・。」
流川は何も発せずにいる。

「もしかして、おじーちゃんになるまでオレとおめーは1on1してる予定だったのか?おめーさん、どんだけオレのこと好きなんだよ。」

茶化すつもりはないが、半ばふざけながら笑顔の仙道がいる。

「あ゛?」
いつものクソ生意気な流川に戻ってしまった。

「おめーはシンプルに前しか見てないみたいだな。」
安堵の表情の仙道がいる。

「・・・たりめーだ。」
表情を崩さない流川。

「それでこそ潰しがいがあるってもんだ。」
余裕の仙道。

「こっちのセリフだ。」
これから試合が始まるようなテンションの流川。

「とにかく、今日は日没。終いだな。」
怖いテンションの流川を黙らすことに成功した、してやったりの仙道が今はやはり一枚上手だった。

 

~Last Quarter~  in Narita Airport

成田空港に着くなり見送りの3人が思っていたであろうことを、代表して宮城がぶつけてみた。

「流川、おめーちゃんと飛行機の手続きわかってんのか?」
「・・・うす。」
この間である。

「絶対わかってないわね、あんた。」
姉御肌の彩子がいてよかったと言わざるを得ない。

「アメリカに留学はいいけど、お前英語しゃべれんのかよ。赤点だったんだろ?」

かつて、三井・宮城・桜木・流川はバスケ部の全国行きで立役者でスタメンにもかかわらず、複数の赤点のため赤木家で勉強合宿を行い再テストを戦った同志でもある。

それでも三井と宮城は大学進学を決め、流川はアメリカ留学。

人は変われば変わるし、月日の流れとはなんとも恐ろしい。

(「・・・不安だ」)三井と宮城の心の声は流川には届くことはないだろう。

 

出発までにはまだまだ時間があるので食事に行くことになった。

「和食にしとくか?」
当分アメリカの生活なので三井が気を利かせる。

「何でもイイっす。」

そういえば、流川の好きな食べ物は何だろうか。
この場にいる誰一人知らない。

「んじゃ、マックで。」
向かう方向を変えようとした三井の腕を思いのほか強い力で掴む流川。

「・・・和食で。」
「最初っから素直にそう言え。」
山王戦に勝ったスタメンは誰一人素直でなかったことを彩子は思い出し、なつかしく微笑んだ。

「ここでイイか?」
寿司・丼・うどん・そばと和食を網羅しているだろうお店に入る。流川は特に何も考えずに三井についていくと、奥に圧倒的存在感のある人物達がいた。

こちらに気付いて、立ち上がるとその身長は一般的な日本人の比ではない。

「久しぶりだな、流川。」
そこにはかつてのキャプテン・副キャプテンである赤木と小暮がいた。

「・・・うす。」
そう言いながら、流川は一緒に来た3人をチラリと見る。
すると3人はニヤニヤと笑っているではないか。

どうやらこの店で落ち合うことは、あらかじめ決まっていたらしい。
格段五月蝿いメンバーがいるわけでもないので先輩たちと食事を楽しむことにした。
ほんの数年前のことに華を添えながら。

一緒に過ごした時の練習や試合のこと。
赤木、小暮、三井が卒業してからのこと。

そして、流川が3年になってからのことを聞きたがった先輩たちなのだが、
「・・・別に、普通っす。」

絶対にウソである。流川と桜木がいて普通な訳がない。
晴子ちゃんの苦労を想像しながら、話は和やかに弾んだ。

流川は留学の出発の日がここまで賑やかなものなることなどまったく想像していなかった。
本当に意外だった。

でも決して嫌ではない自分がいる。
ここにいるメンバー全員が流川を筆頭に慣れ合うタイプではない。

流川とて自身が万人受けする愛されるキャラクターではないことは百も承知だ。
気にしたことすらなど一度もないだろう。

それでも大いに期待されているであろうことがうかがえる。
だから今日、わざわざ先輩たちは各々の時間を割き成田空港まで見送りに来たのだから。

例え、おめおめと帰ってきたとしても誰一人として貶すようなことな無いであろう同志がいることが、こんなにも心強いと感じたのではないだろうか。

流川が腕時計を見た。

「そろそろチェックインか?」
名残惜しそうに小暮が声をかける。

「そうっすね。」
これから試合でも始まろうかという締まった表情の流川がいた。

「行くか。」
赤木の声で皆が席を立つ。

楽しい時間は早く過ぎるというがあっという間に時間は過ぎた。
果たしてバスケ以外のリアクションがとにかく薄い流川が先輩達のちょっとした壮行会を楽しめたかどうか甚だ疑問ではある。

白黒はっきりしている流川が、オブラートに包むことを知らない流川が逃げなかった。
それが答えかもしれない。

電車だとプラットホームまで見送ることができるが、飛行機だとそうはいかない。

今まさに映画やドラマに出てくるようなそんな見送りの ワンシーン状態にある。

「期待してるぞ。」
赤木らしく力強い握手。

「体に気を付けてな。」
小暮らしく優しい握手。

「安西先生には連絡を怠るなよ。」
なんだかんだ世話を焼いてくれた三井とはアームレスリングスタイルでがっちりと。

「楽しみにしてるぜ!」
どんな時も常にに期待を託してくれた宮城ともアームレスリングスタイルで。

「はい、これみんなから(バスケ部一同)からよ。しっかりね!」
一番付き合いが長くやはり頼りになる彩子にはハイタッチ。

流川はしっかり1人1人と目を合わせ、そして深く一礼した。

そして一言。

「行ってきます。」

流川は振り返ることなく、エスカレーターに消えた。

とても “ らしい ” 出発だった。

 

for the next game…

 

アニメ化について

四半世紀過ぎてもなお人気の衰えないスラムダンクのアニメ化。
当時の放送を振り返っていきましょう。

アニメ情報
【期間】
1993年10月16日~1996年3月23日

【話数】
101話

【放送局】
テレビ朝日系列

流川楓はそのプレー一つ一つに女性の黄色い歓声が湧きたつくらいの人気プレイヤーですので、アニメで動いた日にゃ、ぐわんぐわん揺れていたくらいです。

では流川を演じていた声優さんについてもふれていきましょう。

pic

引用元:青二プロダクション

ラベル名

【名前】
緑川 光(みどりかわ ひかる)

【性別】
男性

【生年月日】
1968年5月2日

【出身】
栃木県大田原市

【音域】
E2~A4 (少しならB4)

【所属】
青二プロダクション

偏見を受ける覚悟で。
ある一定世代の女性ファンの中で、スラムダンクの流川楓、新機動戦記ガンダムW(ウイング)のヒイロ・ユイ、ふしぎ遊戯の鬼宿(たまほめ)この3つのどれかのキャラクターにハマった人が多いと思ってます。

この3人のキャラを演じたのが何を隠そう緑川光さんでいらっしゃいます。

現在も女性人気が高くシュッとした2枚目から振り切った3枚目まで多くのキャラクターを担当されてきました。

緑川さん演じる流川がどんなんだったかというと「おお、流川!!」という印象でした。

どんな風になるかもイメージできなかったのですが、なるほどぴったりしっくりくる。

違和感なくすんなりアニメに入っていけましたね。

コミックスを読んでてもそうですが、流川自身がしゃべりませんで。

口を開けば「どあほう」と若干口悪めか短い単語を発する程度だったもので、演じた緑川さんも少ないセリフの中で抑揚や感情をつけるのが大変だったんだろうなと勝手に想像したりして。

女性人気の高いキャラクターのイメージを崩すことなく、さらに増したと言えるくらいだったのではないでしょうか。

 

実写化について

さて、スラムダンクの実写化についてお話ししましょう。

日本ではスラムダンクの実写化はしておりません。

何でもそうですが、原作がある場合は原作者が『OK』を出さないと実現しません。

もし、やりたいと思ったら井上先生が『OK』とするような企画をきっちりとプレゼンすることができないといけませんが、そのあたりの話は世間一般的には出てこないのが実情です。

中には、原作の画風とは違いますが売り出し中のイケメンを集めてそれなりに功を奏した作品もありますよね。

可能性はゼロではありません。

もし、流川が実写化されるには程よい筋肉を携えた高身長と、前髪が長めでその隙間から見える切れ長の美しい目、黙っていても画になる男性が求められます。

・・・本当にこんな人が現実的にいたら、世の女性がすれ違うだけで卒倒するんじゃなかろうか。

 

まとめ

さて、いかがだったでしょうか?

そんなつもりはなかったのですが、結局『流川はカッコいい』というところに落ち着いてしまった感が否めませんが、事実なのでしょうがないですね。

流川はカッコいいんです。

誰が何といおうとも。

大人になって素直に受け止めるようになりました。

ただカッコいいだけじゃなく、負けたことだってあるし、努力だってしてます。

万人受けするタイプではなく特に同性にはやっかみを受けるところはありますし、生意気で可愛くないところだってありますが、嫌われてはいないんです。

仙道がアドバイスをするところ、牧が南には気を付けろと心配するシーンもありました。

それは、いかに流川がバスケが大好きで試合になると感情的になったとてラフプレーに走らずバスケットボールでカタをつけようとするところを信頼されているからだと思ってます。

アメリカ留学が叶い、安西先生の理想とする日本を騒がすプレイヤーになっていることに期待して・・・

 

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です