SLAM DUNK 三井 寿 キャラ解説(ネタバレ注意)

スラムダンクの三井寿といえば作中屈指の3Pシューターと描かれている反面、栄光と挫折を色濃く持っているところが魅力的ですよね。

スラムダンク好きの私はマンガを読み進めていくうちに、ある意外なことに気がつきました。

これを知ったうえで再度マンガを読んでみると、今までとは違った目線で三井寿というキャラクターを楽しむことができますよ。

 三井寿を好きな人と語り合ったら、話が弾んで今まで以上に仲良くなれることは間違いありません。

 では、三井寿がどういったキャラクターなのかを見ていきましょう。

 

 三井寿について意外だったこと

三井寿といえばロン毛のワンレンでマスクを外すと前歯がないというビジュアルで登場。

バスケ漫画から遠く離れたヤンキー漫画に変貌させる為のクーデターを起こした張本人です。

蓋を開けてみると中学の頃は自らを「スーパースター」と呼び、実際にチームを全中に導いてはいるのですが痛いナルシスト気質の持ち主と思った人も多いはず。

実は三井が湘北のメンバーにおいて想定外のキャラクターだったことをご存知でしょうか。

バスケ部襲撃事件編は井上先生の想定を超え長期化してしまい、描いているうちに三井に情が湧いてしまったとのこと。

だから、ただの不良で終わらずに後付けでめちゃめちゃバスケの上手い人、特に3Pシューターの設定までついたんだそう。

なので週刊少年ジャンプ連載中に行ったキャラクター人気投票(計2回)1回目は18位。

2回目は主人公・桜木花道に次ぐ2位に入るという、作中きっての人気キャラクターに大出世を果たしました。

流石に井上先生もここまでの人気になるとは思っていなかったようです。

 

よくわからないのですが、湘北バスケ部の面々はなぜかケンカ強者が多いと思われます。

特に、スタメンは強いですよね。

三井も例外なく強いと思います。
どっちかというと、攻撃よりも打たれ強いイメージ。

襲撃した時もですが攻撃するよりも攻撃されていたと思います。
しかも、桜木とか水戸とか強者に。

それでも立ち続けてましたから、やはりここでも執念深さを発揮していますね。

 

漫画には物語を進めるうえで、各話にサブタイトルというものがつくと思うんです。
スラムダンクも例に漏れていません。

実は三井寿、サブタイトルで名前を使用されることの多いキャラクターなんです。

桜木は主人公ですし1話から登場していますし使用回数も多くて当然。

主人公のライバルで重要なキャラクター流川ですら1回こっきり

三井は完全に途中参戦です。

赤木なんかは主将とか、ほとんど『ゴリ』として表現されています。

他のキャラクターは桜木の呼び名で使用されるケースが多いですが、三井だけはは必ず『~三井~』『三井~』『~三井』で使用されています。

ミッチーでは使用されていません。

ミッチーだとやっぱり緊張感がないんでしょうね。

 

三井寿のプロフィール

名前:三井寿(みつい ひさし) 

性別:男性

生年月日:5月22日

 血液型:不明

性格:あきらめが悪い
   けっこうすぐ投げ出しがち
   追い詰められてから長く、執念深い

 身長:184cm(高1時は176cm)

体重:70kg(高1時は63kg)

好きな食べ物:不明

 嫌いな食べ物:不明

 趣味:不明

口癖:不明

 弱点:バスケにおいてスタミナが無い

その他特徴:バスケはブランクがある為、好不      
      調の波が激しい。安西先生の信者

声優:置鮎龍太郎

実在の人物モデル:不明

その他:名前の由来は日本酒

 

スラムダンクの大まかなストーリー 

中学生の頃ヤンキーだった主人公・桜木花道。学校の帰り道に制服デートしたいという可愛い思いから、告白した50人目の相手に『バスケ部の小田君が好き』と断られてしまいます。その日から桜木にとってバスケットボールはタブーになりました。

季節は春――。県立湘北高校に進学した桜木は『バスケットはお好きですか?』と早速タブーにふれられてしまいます。ところが声を掛けられた赤木晴子さんにまさかの一目惚れ。この一目惚れをきっかけに、体躯がいいヤンキー上がりの桜木がバスケットボールをはじめます。

とにかく純粋でまっすぐ。粗野で乱暴者で目立ちたがり屋の桜木がバスケットボールを通じてプレイヤーとして人として成長し、一くせ二くせあるチームメイトとともに高校バスケットボール界最大のタイトル・インターハイの頂を目指します。

 

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三井寿に対しての熱い想い

導入部分でも少し触れましたが、作中で一番栄光と挫折を色濃く描かれているのがこの三井寿という男だと思います。

それでも復帰早々スタメンになれるほどのバスケットボールの技術の高さ含め、湘北の飛び道具担当を深堀していきたいと思います。

 

一番好きなところ

やっぱり3Pシュート決めるところって問答無用でカッコいいなって思ってしまいます。

美しい弧を描いてボードに当たるでもなく、ピンポイントで籠に吸い込まれていって『パスッ』って少しだけ音が鳴るんです。
・・・うっとりとため息が漏れてしまう。

日本人は欧米人に比べ手首が弱いですし、女性なんかじゃワンハンドって数えるほど。
作中、ミドルシュートですら晴子さんはリングに届きませんでした。

調子がイイときは外さないとちょっと漫画的な演出もありますが、可愛い部分として多めに考慮。

 

復帰してからの試合にはそれぞれでそれなりの活躍をしておりますが、やはり翔陽戦と山王戦の活躍は目を見張るものがありました。

翔陽戦では長谷川に5点以下に抑えると豪語された挙げ句ボックスワンで張り付かれるも、ありえない執念で20得点(うち3Pは15点)でした。

翔陽戦はロースコアだったこともあり、三井がかなり得点を取っていることがわかります。

 

そして伝説の山王戦ですが、40分のゲームの中にスタメン全員とベンチの見せ場がありました。

三井の活躍も目覚ましく序盤3連続3Pと湘北のロケットスタートを決めてみせます。

あの流川ですら、胸中で「すげー」と思ってたぐらいです。

後半早々にディフェンスのスペシャリスト一ノ倉のスッポンディフェンスの後遺症によりガス欠に。

しかし、赤木のスクリーンの連携により再び湘北が三井が息を吹き返します。

終盤、腕が上がらないと言いつつパスを覚えた流川からの脅迫とも取れるパスが。

安西先生の唸るフォームから一層美しい弧を描いて3Pが決まり、ゾンビから目に生気が戻るんですね。

残り時間数秒の展開で、5点差からの宮城・流川の湘北が誇るスピードスター2人の速攻。

ところが、宮城のパスは流川ではなく右の3Pラインにまで上がっていたヘロヘロの三井へのノールックパス。

読者も山王も観客もこれには驚きを隠せなかったのではないでしょうか。

対戦した松本は絶望的な表情でアワくって止めにかかりました。

結局ファウルが重なり、ワンスローも決め計4点とこれぞ諦めの悪い男の真骨頂ともいえるビッグプレー。

わかっているのに、山王戦は何度読み返しても涙が零れてしまいます。

 

 外見のポイント

 イケメンの筆頭流川の影に隠れているものの、そこそこのイケメンじゃないかと思ってるんです。

身長も軽々と180cm越え。ブランク中に太った形跡もありません。

顎の下に縫った後が若干残っているのはご存知でしょうか。

勝手な想像になりますが、宮城との殴り合い以降にできた傷跡ではないかと思われます。

高校でバスケ部に入学した時にはなかったように思いますので。

ネタのようになってしまいますが、初登場には若干ウェーブのかかったロン毛に前歯無し。

殴り合ったという事実が無かったら、完全に危ないヤツ確定です。

前歯無しで笑った顔は恐怖すら感じました。

湘北のバスケ部で一番髪型に凝ってるのかと思ったことがありますが、試合になると後半のスタミナ切れとともに前髪が落ちてくるのがお決まりコース。

特に後半は前半の原型をとどめていないぐらいグダグダでヘロヘロ。

とは言えバスケットボールをする上での技術の高さは流川がわざわざ1on1を誘うぐらいです。

そもそもスポーツ選手ってスポーツをしている時の姿って3~5割増しでカッコよく見えませんかね。

名付けて『スポーツ頑張ってるフィルター』がかかっているんです。

作中、異性にモテている姿は一切描かれていませんが、堀田君たちは試合があると旗まで準備して応援に来てますよね。

ダミ声で「みっちゃ~~~ん!!」なんて、可愛いじゃないですか。素敵な友情です。

 

歩んできた人生

武石中の時に、エースでキャプテン。

凄まじいリーダーシップを発揮し、チームの得点源としてフル稼働でした。

そして、見事に全中に導いた立役者としてMVPにも輝いております。

小暮がバスケ部襲撃時事件の時に、三井の過去を話したこともあり赤木・小暮の世代では確かに三井寿という選手が事実上のNo.1だったのではないか。

実際強豪校からもお誘いがあり、そのうちの一つが陵南ということも判明しています。

三井にとっては、この全中切符のかかった決勝戦で運命の出会いが。

残り数秒で武石中が負けている状態。

三井はチームを鼓舞するも実際の心の中は『諦め』が支配しつつある中、伝説の名台詞が・・・こちら。

「最後まで・・・希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ」

と試合を見ていた安西先生に声を掛けられます。

それほどこの時の三井の表情には『負け』の二文字が張り付いていたのでしょう。

安西先生はどちらの味方でもなかったものの(三井の頑張りを、プレーを見ていたからこそ)、プレーする選手には最後の1秒でも諦めてほしくないという思いからこの言葉を三井にかけたんだと思われます。

そして、もう一度奮い立った三井はブザービートを決め武石中の三井ココにありを知らしめたんですね。

三井は安西先生のいる湘北高校への進学一択だったことでしょう。

入部と同時に、長身の赤木と切磋琢磨する姿は小暮からしたら湘北は強くなると期待に胸踊らせたに違いありません。

ところが三井はケガと焦りと赤木の活躍によりこれでもかという挫折を味わいます。

思いのほか純粋だった三井はバスケをやめ、学校にも行かず不良へとまっ逆さま。

そしてバスケ部を襲撃し、恩師との再会と名言とともに復帰。

復帰してからも、ブランク明けのためスタミナが戻らないとリアルにグダグダのボロボロに描かれていて、漫画特有の超人的表現はお情けにもありません。

これがリアル。
これが現実です。

しかしこの男はゲーム中にも言ってましたが、誰よりも諦めが悪いんです。

好きで好きで大好きで仕方のなかったバスケットボールをしたいと恩師の安西先生の前でみんなの前で泣き崩れたんです。

ここまでプライドを曲げることって、思春期真っただ中の高校生にできることでしょうか。

少なくても赤木・小暮世代では神奈川最強のシューターだったわけですからね。
良く戻ってきてくれました。

 

目的としていること

安西先生が山王戦の時に三井のことを「かつては混乱を」とおっしゃっていますが辛辣なジョークと捉えましょうか。

プレイヤーとしては、3Pシューターを全面に押し出していますが、湘北の中で流川の次に万能型プレイヤーとして攻守ともにチームに欠かせません。

特筆すべきはやはり終盤。ビックリするぐらいの執念の持ち主として描かれています。

復帰後の試合では「ぶっ殺すぞ」とケンカはダメと言われるものの、お口はまだまだ不良時代の名残は健在でした。

決勝リーグの最終の陵南戦では赤木の負傷退場とまだナリをひそめていた流川に代わり、3年生としてチームを鼓舞し、自ら3Pシュートを決める働きをしています。

陵南の田岡監督も三井の3Pのやっかいさを忌々しく思っている様子。

マネージャーの彩子は三井が居てよかったと、更なる信頼を深めていました。

 

3バカ兄弟の長兄として次兄の宮城と上手く桜木をノせたりツッコんだりとチームの中でも割と宮城とともにバランサーな立ち位置かなと思われます。

赤木に対して唯一モノ申すことが出来る貴重な存在ですし、赤木の下手時代を暴露して妙にチームでの距離感が縮まったように見えました。

・・・桜木と流川が完全に調子に乗ってましたから。

なんだかんだ宮城とは仲良くなっていて、本当によかったと思います。

 

性格について

良くも悪くも『純粋』です。

もしかして、意外と思われる方が多いかもしれませんが。

これに関しては絶対的な確信があるんですよ。

『純粋』だから、安西先生の言葉が心にストンと落ちて、諦めなかったから全中に行きました。

『純粋』だから、ケガをして焦り挫折をした。

バスケから離れるだけではなく、自暴自棄になり学校もサボりそのまま不良まっしぐら。

『純粋』故、ふり幅が極端だということがよく理解していただけるのではないでしょうか。

 

また『純粋』だから、安西先生や小暮にも性格を読まれやすいのではないかと思います。

山王戦の試合の最中、ベンチで三井について語る場面。

恐らく赤木はわかっているもののあえて気付いていないフリしているのではないか。

指導者として安西先生からの目と同級生・小暮からのベンチ目からは、ある意味丸裸状態。

今度こそバスケットボールへの純粋な好きな気持ちのまま、チームに支えてもらいながらリングに目を向ける視線はクサい表現ですが輝いてます。

 

 普段の行動

どんな行動しているんでしょうか。
実はけっこう、謎です。

復帰する時は、大変だったことは想像に難くない。
まずカットに行って長髪とオサラバ。

この時、クラスメイトも驚いたことでしょうね。
進級早々、ケンカで入院したはずの生徒が戻ってきたら短髪になって授業を受けている。

しかも、バスケ部にまで復帰してるなんて。

桜木ほどイジレないにしても、みんな心の内では『何があった三井寿』ってなったんではないでしょうか。

スポーツマンにとって重要な歯、前歯を入れ直し過去と決別。

挫折の原因である、左ひざの検査にも行きました。

完治してるものの、今でもたまに検査には行ってるかもしれません。

 

流川のようにバスケ漬けという雰囲気でもないです。

だからといって赤木や小暮のように勉強している姿は想像できませんが、宮城とカラオケに行ってる姿の方がシックリくるような気がします。

こうなるとお金の出所が心配にはなりますが・・・部活が真面目なだけにバイトもしていないでしょうから。

ご家族の方とは、部活に打ち込むことになり少しは和解できたのではないかと思われます。

赤点組による赤木家の勉強合宿で、自宅に電話してるところをイジられていたのも微笑ましいかぎり。

これを機に3年生の自覚をもって勉強にも精を出してほしいものです。

本屋に行って漫画やバスケ雑誌を食い入るように読んでるんじゃないかなって。


あとは、宮城とはプライベートでもちょこちょこと会っているんではないでしょうか。

なんだかんだこの二人のコンビネーションは安定してますし仲も良さげですよね。

 

名言・名シーン

かつて湘北バスケ部に『全国制覇』の期待と『暴力』という混乱を両方を持ち込んだ、今では押しも押されぬ人気キャラクター三井寿の名言・名シーンを振り返っていきたいと思います。

途中からの登場とは思えぬ、見事な働きっぷりです。

≪ 名 言 ≫

元気そーじゃねーか宮城 安心したぜ
三井寿の初登場は、若干ウェーブがかった髪が肩上の長さでマスクを着用しています。花粉症でしょうか?いえいえ。このマスクはコロナやアレルギー対策でも何でもなく。答えは、後程わかります。
完全版5巻
#51 スーパー問題児
117P

安心して殴れるな
このセリフを言いながらマスクを外しました。前歯がありません。口の下には縫ってある痕も確認できます。何よりもこの不敵な笑みは気持ち悪いことこの上ありません。完全なるヒール(悪役)です。
完全版5巻
#51 スーパー問題児
121P

許さんぞあいつら・・・ 絶対許さねえ・・・
そうでしょうよ。今回のここだけ切り取ったこの状況は、許せないでしょうね。いつの間にやら蚊帳の外に追いやられた挙句、けっこう無駄な被害だけは浴びてますし。友人の徳男は天国に召されたかの表情。←生きてます。
完全版5巻
#53 イヤな予感
152P

これから ちょっとバスケットをしにな・・・!!
なんと悪い笑みをたずさえてそんなウソを口にできるなって感じですが。誰がどう見ても、その面子を連れて体育館に行ってバスケットするようには見えません。少なくても鉄男って完全に部外者で恐らく20歳以上なんではなかろうかと思われます。
完全版5巻
#56 土足
212P

オレたちもまぜてくれよ宮城
これから練習を始めますというバスケ部の体育館に、とうとう土足で足を踏み入れてしまった三井一門です。もう不穏な空気満載じゃないですか。これから一体何が起こるのかわかりませんが、とてつもなく嫌な予感しかしません。
完全版5巻
#56 土足
217P

バカか お前は オレはな それをブッ壊しに来たんだよ
持っていたバスケットボールを鉄男に向けると、鉄男はバスケットボールにタバコを押し付けました。宮城に対して三井の宣戦布告的な行為でしょうが、これはバスケットマンだけではなくスポーツに対する冒涜行為です。
完全版5巻
#56 土足
225P

自分のせーで出場停止とかくらっちゃあ イヤだもんな宮城
ヒール(悪役)というより、クズという表現の方が合っているかもしれません。彩子さんが冷静に『汚い男・・・』と思ってますがもっと罵っていいと思います。ということで、三井をクズだと叫びたい。いや、叫ぶな。
完全版6巻
#57 SO STICKY
18P

なんだと!?
大乱闘勃発。彩子さんに手を出された瞬間、案の定宮城がブチギレてしまいました。そしてそのまま宮城は三井を煽ります。にしても鉄男の強さ尋常じゃないですね。この人、一体全体何者なんでしょう。そこそこイイ体してますもん。
完全版6巻
#60 それがどうした
72P

ぶっつぶしてやる・・・!!
水戸に殴られ過ぎて三井の顔が変形しております。ボロボロになっても立ち上がる三井に、流石のまわりも何かしら察知するものの、それが何なのかさっぱりわかりません。三井には何が隠されているのでしょうか。
完全版6巻
#64 三井
155P

ど・・・・・・・・・どいてろォ!!
止めに入った小暮にまで手を挙げる三井ですが、この時髪が長くて三井の表情がまったくわかりません。何より「ど・・・・・・・・・」ってどもってるんですよね。しかし、小暮の一言に一同騒然。そりゃ、声も出ませんよ。
完全版6巻
#64 三井
160P

このスーパースター三井がいる限り!!武石中は絶対勝ァつ!!
小暮の「三井はバスケ部なんだ」とう発言から昔語りが始まります。中学3年の夏、全中切符をかけての県大会決勝、残り12秒。1点差で武石中が負けている状況での三井のこのセリフです。キラッキラ輝いてますね。
完全版6巻
#66 MVP
188P

目標は湘北高校全国制覇!! 日本一です!!
安西先生率いる湘北高校に入学し、例え公立高校だとしても自らが強くしてのし上がる。バスケ部に入部してすぐの自己紹介で明るい未来を見据えた清々しい目標を語る三井寿の姿がまぶしいくらいです。
完全版6巻
#67 全国制覇
207P

天才と凡人の違いを見せてやる来い!!
赤木・小暮・三井の代のバスケ部入部の人数が12名。というわけで1年生同士での練習試合開始。武石中で唯一チームが別々になって発した三井のセリフですが、桜木と違って実力が伴っているのがスゴイところ。
完全版6巻
#67 全国制覇
211P

来い!!ゴリラ
桜木より先に、三井が赤木にゴリラと言ってたんですね。井上先生のゴリラの悪ノリの画も大そう面白い。スコアも23vs9と三井チームが圧勝しております。この時の三井が多少調子に乗ってても無理はないですよね、MVPも獲ってるし。ドンマイ、ゴ・・・赤木。
完全版6巻
#68 三井寿15歳
230P

おもしれえ!!止めれるもんなら止めてみろ!! ゴリラ
赤木vs三井がこの試合から如実に現れました。でもこの時の赤木は技術がまだまだとぼしく身長190cmが武器な訳ですが、流石の三井もここまで高い選手と戦ったことは無いでしょう。赤木の負けん気も初々しいですね。
完全版6巻
#68 三井寿15歳
233P

MVPMVPって・・・ オレには三井って名前があんだぞ・・・!!
長身の赤木を中心としたチームとテクニックの三井を中心にしたチームという特性がすでに出ていて面白い。そして胸中の三井は思春期特有の苦悩って感じがします。小暮にしたらこの2人は非常に存在感の大きい仲間に感じたことでしょう。
完全版6巻
#68 三井寿15歳
240P

いてェ・・・・・・
赤木の高さのあるディフェンスに、スピードとテクニックで対抗する三井。まさにフェイクで赤木を抜いた瞬間三井は左ひざを痛めてしまいます。痛みに叫ぶこともできずうずくまる三井。入部早々なんということでしょう。
完全版7巻
#69 WISH
16P

安西先生に恩返しがしたいんだ・・・
ケガにより入院してしまう三井。そこにお見舞いに来る小暮。そこで小暮は三井になぜ弱小の湘北を選んだのか訪ね、三井は全中予選決勝での安西先生とのやり取りを語ります。如何に三井にとって安西先生の存在が大きいのかがよくわかります。
完全版7巻
#69 WISH
23P

安西先生・・・ 安西先生・・・!! バスケがしたいです・・・・・・
徳男・小暮・宮城に本心を突かれそれでも行き場のない思いの中、恩師の安西先生の声を姿を見た瞬間。ただただ純粋にバスケットボールを追いかけていた15歳の三井寿に戻りました。作中きっての名言がここに。
完全版7巻
#71 BASKET BALL
61~63P

行くぜ
徳男と桜木軍団は絶賛謹慎中。改めて、宮城と三井を加えて県予選に向けて練習を始める湘北バスケ部。髪を切った三井とマッチアップの小暮ですが、あっさり抜かれました。やはり三井は並の人間じゃありません。頑張れ、小暮!
完全版7巻
#72 START
76P

やるしかねえ・・・・・・・・・!!
歯もいれたし・・・って、それまでの練習はまだ歯を入れていなかったのでしょうか。スポーツマンって食いしばることがあるから歯ってめちゃめちゃ重要らしいですからね。普通の人でも重要だけど。
完全版7巻
#73 5月19日
97P

もう二度と・・・・・・・・・・・・!!
三井って『・・・』多いですよね。インターハイ予選緒戦、安西先生はケンカしたメンバーをスタメンから外しました。代わりの選手は雰囲気に飲まれて実力を出し切れず。メンバーチェンジの前に指導者なりに最終確認を。
完全版7巻
#74 問題児軍団
120P

どっからそんな自信がでてくるんだ
桜木に宮城→三井→流川ってツッコんでいく場面なんです。すでにめちゃくちゃバスケ部になじんでるように思うのですが。早々に桜木のイジリ方も覚えてるし、桜木もミッチー呼びになってますしね。
完全版7巻
#75 Who Are Those Guys?
129P

うるせーな ブッ殺すぞ
三井は安西先生の前だけ猫かぶり過ぎだと思います。まだまだ不良の名残が残りまくっている口調。ついさっきケンカは二度としないと言った人とは思えない雰囲気ですが、いいんでしょうか安西先生?
完全版7巻
#75 Who Are Those Guys?
131P

そう・・・こいつの笑えた・・・ 本当に下手でな
赤木の下手時代を知る、数少ない1人が三井だったり。こんなやりとりができるなんて、めちゃめちゃ馴染んでる証拠ですね。それにしても、流川の食いつきが気になるところ。みんな初めは下手だからね、しょーがない。
完全版7巻
#76 FREETHROW
154P

じゃあな・・・ 鉄男
順調に勝ち進める湘北。三井は左ひざの古傷の検査に病院へ。帰りにかつて、ツルんでいた鉄男と再会します。鉄男が三井は短髪の方が似合ってると言い残し別れました。鉄男もわかたってたのかもしれませんね、三井がヤケで転落していたことを。
完全版8巻
#80 天才の憂鬱2
18P

フッ・・・・・・出世したな赤木 誰にいってんだ?
出世って赤木は毎日真面目に部活に出てキャプテンですからね、出世して当たり前なんです。相変わらず減らず口を叩き続ける三井ですが、ブランクあれど三井の3Pを期待しているからこその赤木の声かけですよね。
完全版9巻
#92 勝ちにいく
27P

こういう展開でこそオレは燃える奴だったはずだ・・・!!
三井は長谷川のボックスワンを振り切れず大幅にスタミナが削られていき、3Pを打ってもフォームがバラバラで入りません。残り5分切って12点差。すると、どうでしょう。三井の様子が変ったではありませんか。嵐の予感です。
完全版9巻
#93 三井限界説
63P

さっさと続きを始めるぞ!! オレの気持ちが醒めないうちにな!!
3Pでファウルを受けたので3スローなんですが、休憩せずにバンバン打って3本とも決めてしまいました。小暮的には少しでも休んでほしくてラッキーと思ってたんですけど、三井が言うこと聞くわけないですよね。
完全版9巻
#94 大バカヤロウ
66P

さがるな!! あたるぞ!!
三井の言ってることは間違いないと海南・牧も同調するも、なんせ一番スタミナが無い三井が終盤でオールコートディフェンスを選択するのは一番苦しいのも三井のはずなんですが、ベンチも黙ってるし見守るしか無い。
完全版9巻
#94 大バカヤロウ
69P

来い
三井の圧倒的オーラに長谷川が怯みました。それが執念なのか勝負強さなのかはわかりませんが、それくらい訳の分からんモノが見えて長谷川の判断が鈍るって相当だと思うんです。ちゃっかり宮城のスティールももはやお家芸。
完全版9巻
#94 大バカヤロウ
70P

普段はクソ生意気でにくたらしくて無口で不愛想で生意気で無口な野郎だが・・・
だが こいつはすげえ・・・・・・!!海南をねじ伏せちまってるぜ!!
赤木がケガでコートを離れ、その穴を必死で埋める桜木と流川。特に流川は得点に関して大車輪の働きでございます。1年坊主ですが、流石にその実力を認めざるを得なく悪口と感嘆がせめぎ合ってますね。
完全版11巻
#113 UNSTOPPABLE
17P

オレは “ 最後まであきらめない男 ” 三井だ!!
と言ってましたが、実際はめちゃくちゃキツいんです。海南戦は三井だけではないんですが。桜木の体力が異常としか言いようがない。さて泣いても笑っても海南戦終盤、もう一度気合を入れ直すしかありません。
完全版12巻
#128 天才の名にかけて
74P

さわってたのか・・・
野ザルが血のにじむ中指を三井に見せました。これは野ザルにしかわからないくらい、かすかなことだったのでしょう。誰も悪くありません。野ザルの動物的勘と運動能力に脱帽です。
完全版12巻
#131 天国と地獄2
139P

やりましょう・・・
次の試合に向けて軽めの調整の湘北の練習ですが、1年生vs2・3年生対決で1年生が圧倒中。そこでいよいよ、ハンデとして三井に審判をさせてた安西先生が手を打つことに。調子に乗った桜木を止めてほしいとの指令が。
完全版12巻
#134 ボーズ頭の逆襲
203P

オレがセンターをやる いくぞ!!
安西先生の指令を受けた時、三井はニヤリとしています。それなりにできる自信があるのでしょうが、マッチアップした角田の言うこともわかります。上の人間と無理くり戦ってきたことで桜木が急成長したのは湘北にはラッキーですよね。
完全版12巻
#135 センター三井
209P

さあ来い!!桜木!!
あまりに調子に乗ってる桜木に対してキレ気味の赤木。どうにかしてでも三井には抑えてもらいたいと思っているようです。三井とて安西先生の意図を理解しているでしょうから、やる気満々です。
完全版12巻
#135 センター三井
211P

ナイスパァス!!
センターが三井になってから仕事をさせてもらえなくなった桜木。相変わらずの三井のバスケセンスに赤木と彩子が感嘆としています。そして三井と宮城の流川と桜木の高さを翻弄するようなパスワークは絶品です。
完全版12巻
#135 センター三井
219P

あれだよあれ
三井はマッチアップ中に煽りとアドバイスをしながら桜木の成長を促します。そして、そのお手本ともなるような流川の動きや技術を桜木に要求するのです。ケガの赤木のまなざしがなんと優しいことか。
完全版12巻
#136 シュートをねらえ
233P

先生・・・明日は絶対にIH出場をお見舞いの品として・・・
桜木の自主練に付き合っていた安西先生が倒れました。テキパキとした桜木の対応により安西先生はなんとか検査入院で済んだようですが、最終の陵南戦はいません。三井のリアクションは安西先生がお亡くなりになったみたいで冷や冷やします。
完全版13巻
#148 オヤジ
241P

チョロいな
勝てば全国、負ければ引退。いよいよ陵南vs湘北の県代表最後のイスをかけた決戦の幕開けです。安西先生を欠く湘北はいつものようにマンツーマンディフェンスの相手の確認なんですが、三井の相手は2年Gの越野のようで、開始前にこの強気発言。
完全版13巻
#149 最後の椅子
22P

あんまカンタンに抜かれんなよ桜木 フッ
福田のオフェンス力を活かしてアイソレーションをしく陵南。福田の相手は桜木な訳でやはり不安もある湘北。まんまと抜かれたフォローに三井が上手く入ったおかげでオフェンスファウルGET。これには牧も藤間も関心しています。
完全版14巻
#152 アイソレーション
83P

とびげりが得意だったからなあいつは・・・チビのクセに
桜木が調子に乗ってると越野がスティールそのままワンマン速攻でしたが、湘北のスピードスター宮城の高いジャンプ力で見事なディフェンス。それを見た三井の心の声ですけど褒めてんだかけなしてんだか、不明。
完全版14巻
#153 抜けそう
96P

どうした?もっと攻め気でいけよ 魚住なんかに負けんじゃねーぞ
赤木に異変です。観客席で気付く牧って何者なんでしょうか。ケガが完治していないにしてもいつもの赤木ではないので、たまらず三井も声をかけるものの心配と不安が入り混じっている視線。
完全版14巻
#155 ボス猿咆哮
134P

小暮! これ入ったらT.O(タイムアウト)だ 赤木の奴ちょっとおかしい
安西先生がいない中、キャプテンとして弱みを見せることが出来ない赤木。ところが魚住の調子もいいので野放しにはできません。赤木に唯一物言いのできる三井の好判断と言えると思います。
完全版14巻
#155 ボス猿咆哮
137・138P

何やってんだ赤木!!
コート上の選手・ベンチの控えも含め湘北の総意が三井のこの言葉ではないでしょうか。仙道にスクリーンアウトを取られ、挙句魚住をどフリーにして両手ダンクさせるなんて普段の赤木からは考えられないミスです。
完全版14巻
#156 メチャクチャな2人
152P

いや・・・・・・ どーもふっきれたよーだぜ・・・!!
T.Oを取るも指揮官がいないので、どうもまとまりがない湘北。立ち直れない赤木に桜木が館内騒然となる頭突きをかまし、ゴリが一瞬昇天します。その後、思いっきり拳骨をあびせるわけですが。これで通常運転に戻るなら恥など問題なし。
完全版14巻
#156 メチャクチャな2人
163P

復活しやがった・・・・・・・・・・・・ニヤリ
ゴール下で湘北のキングコング兄弟が暴れまわっております。相手は魚住と仙道ですがもろともしません。赤木の代えはいませんのでね、復活にホッとしているようです。一先ず安心。
完全版14巻
#157 屈辱2
182P

ああ チョロいね
今度は陵南のT.Oです。引き続き、福田中心で攻めることを確認しています。一方、湘北はというと赤木には何やら作戦があるのか三井に確認を取ってるようですね。まだまだ前半途中なので状況はいくらでも変動予定。
完全版14巻
#159 ホメてくれ
215P

おっ!? かわったか
2本連続で決めた3Pシュートが痛かったのか、陵南は越野に代えて部内ディフェンスNo.1の池上を三井にあてることにしました。勝負の後半20分。これで神奈川の代表校が決まります。
完全版15巻
#162 2nd HALF
39P

悪あがきはよせ
4ファウルで交代していた魚住が戻ってきて、本来の姿に戻る陵南。すでにイケイケドンドン状態の湘北との点差を考えると、ボス猿が戻ってきたところでという感じで湘北の減らず口2人の見事なハモリです。
完全版16巻
#174 BLUE COLLAR
27P

ウチのセンターは赤木だぜ!!
三井の湘北の絶対的に信頼できるゴール下に君臨するのが大黒柱・赤木。そりゃもう全幅の信頼と実績の赤木です。ボス猿ごときと勝負をしないなんてはずがないわけですね。いざ神奈川No.1センターを決める最終決戦。
完全版16巻
#174 BLUE COLLAR
30P

おめーがここで抜けるわけにはいかねーぞ 勝つためにはな
ボス猿投入で、生き返ってしまったのが天才仙道。そして上手くファウルを誘われ宮城が餌食となってしまいました。三井の言う通りで、ここでヤスが出てきても荷が重いでしょう。残り時間4分。
完全版16巻
#177 点取り屋
89P

なぜオレはあんなムダな時間を・・・・・・・
意識はあるものの体に力が入らず缶ジュースが開けられないほど。後輩の桑田の何気ない励ましが刺さってるようですね。いくら後悔しても過去は変えられませんが、三井ほど後悔が深い人はいないのも事実。
完全版16巻
#180 三井悔恨
151P

絶対にこの1点差は守り切れっ!!
いつまでも裏で1人で後悔しながら泣いてる場合ではありません。三井がベンチに戻り、コートにいる選手に声をかけます。ベンチの控えも戻ってきてくれてホッとしているようで、一先ず落ち着きました。
完全版16巻
#181 素人・桜木
167P

さぁ整列してこい!!そして安西先生に報告にいこう!!
小暮の3Pが決まるも、仙道を筆頭に追いすがる陵南。練習試合のように仙道に気を抜かず今度こそ湘北が勝ちました。全国への切符は湘北の勝利で幕を閉じました。安西先生に最高の報告が出来ますね。
完全版17巻
#185 インターハイ
9P

どっちが湘北のエースか決めとくのもいいかもな
珍しく無口な流川が三井に1on1の相手をしてほしいと誘います。未だに三井はエースの座にこだわっているのかプライドは高いままですね。総合的にバランスのイイ選手の2人の1on1は見ものでしょう。
完全版17巻
#191 1 ON 1
132P

なんてゼータクな!
全国に向けて静岡県に合同合宿に向かうも桜木だけ安西先生のマンツーマンレッスンが発覚。安西教信者筆頭の三井は桜木に贅沢だと唱えます。安西先生、今はこんな見た目ですけど元日本代表なんですよ。ウソのようなホントの話。
完全版17巻
#194 合宿
192P

あいつでも緊張するのか・・・・・・・・・・・・
全国が開催される広島に乗り込むと、1回戦の対戦相手大阪代表といきなりひと悶着。宿舎にてそれぞれ思い思いに過ごす緒戦前夜。大黒柱の赤木が3年だけに漏らした本音が『緊張』でした。ずっと埋もれ続けた男の夢舞台ですもんね。
完全版18巻
#199 緒戦前夜
63P

先生・・・ 湘北がCランクなんて どう思いますか?
三井はけっこうまわりの評価が気になるタイプなんでしょうか。それともこの雑誌がそれだけ信頼性のあるものなのか。ただ初出場校に海南と同等にAランクがつくとも思えませんよね。勝てば評価は一変しますが。
完全版18巻
#200 Aランク豊玉・Cランク湘北
79P

そうなんだ・・・  間違いなくこいつが このチームで1番センスがある
前年の山王vs海南のビデオを見る湘北。当時13番の背番号を背負うのがエースで1年と発覚。この1戦を見るだけで、すでに13番のセンスを見抜くとはお目が高い。最強山王の中でも目を引く存在ってどんだけって感じです。
完全版19巻
#216 王者
178P

この三井寿を怖がってるってか・・・!!
自己暗示。自己肯定。自信を持つこと。謙虚な日本人にかけがちなことですが、安西先生の各々に対する作戦が見事にハマりましたね。ほどよい緊張と目に力のある輝きがあります。時には自惚れも重要な要素です。
完全版20巻
#222 最大の挑戦
68P

今日はツイてるぞ!!
安西先生が授けた作戦は “ 奇襲 ” 。宮城と桜木による豊玉戦で失敗したアリウープです。一時ボールを失うも見事にこの2人が決め切りました。とにかく作戦通りの “ 奇襲 ” は大成功です。
完全版20巻
#224 天才?
117P

オッケー・・・ しかし 今日の三井寿は いいぜ・・・・・・・・・山王よ
素人目では調子の良し悪しなんかさっぱりわかりませんが、三井自身が1本目の3Pを決めてどうやら今日の調子がイイのであれば、この試合の活躍が楽しみで仕方ないですね。
完全版20巻
#224 天才?
125P

こいつうめえ・・・!!
どうにか湘北リードで終え後半開始。すると山王の作戦通りに逆転され、山王伝家の宝刀・ゾーンプレスの地獄に湘北はハマってしまいます。後半の三井の相手が松本に変更。海南・武藤曰く沢北がいなけりゃどこでもエースをはれる存在だそう。
完全版21巻
#234 湘北 in Trouble
81P

おう オレは三井 あきらめの悪い男・・・
1人だけウォーキング・デッド状態の三井ですが、復活した赤木がスクリーンをかけ顔色の悪い三井が動き出しました。あきらめの悪い男、中盤に来て久しぶりの3Pシュート炸裂です。
完全版22巻
#247 譲れない
103P

もう オレは腕も上がんねーのによ・・・・・・ ヘヘヘ・・・
流川の覚醒により湘北がまだ粘ります。パスを覚えた流川を中心にオフェンスを展開するのですが、その前の連続3Pの恐怖からか三井にパスが渡ると松本が焦る傾向に。なのになんでこの言葉を言うかなあ。
完全版23巻
#261 SWISH
136P

なかなかいいパスだ
1on1のこだわりを捨て山王を沢北を倒すために覚醒した流川のパスを労いました。目の前の山王に勝つという目標は共通していますから。流川のリアクションは照れ隠しなのでしょうか。
完全版23巻
#262 1対2
148P

何 泣いてやがる!?
残り2分を切り、流川の3Pで5点差にまで追いつく湘北。たまらずT.O取る山王。走馬灯の如く感極まった赤木の目に自然と零れる涙を目ざとく見つける三井。絶対イジってくるからヤツらに弱み見せちゃダメよ。
完全版23巻
#266 減点
244P

次入れねえと殺すぞ!!
桜木負傷交代。それでも止まらぬ時計の針。ファウルのため赤木のフリースローですが苦手もクソも言ってられません。意地でも、執念でも、何でもイイ。どうにかしてでも2本ともねじ込んでほしい。
完全版24巻
#269 天才薄明
63P

あ!?
新チームに移行して、キャプテンになった宮城。練習中の三井vs宮城の場面で宮城はレイアップを決め「・・・オレの時代」と抜かすので想定通りに三井がキレております。引退したけど赤木も小暮もちょこちょこ体育館に来ているようです。
完全版24巻
#276 湘北高校バスケットボール部
248P

≪ 名シーン ≫

突如始まった宮城と桜木のケンカに巻き込まれる その①
宮城が学校に復帰して、三井が早々に目を付けた瞬間。そして、なんで、どうなったんだとありとあらゆる勘違いから宮城vs桜木のケンカが勃発し三井がシャシャリ出たら駐輪場にツッコみました。不運。
完全版5巻
#52 事件
141P

突如始まった宮城と桜木のケンカに巻き込まれる その②
引き続き桜木vs宮城の勘違い喧嘩中、宮城がパンチを構えるとその肘が顔面に直撃した三井。それまで上前歯だけが折れていたのにとうとつ下前歯もご臨終遊ばしました。どこまで不運なんだろう、三井。
完全版5巻
#52 事件
142P

鉄男たちを引き連れて体育館へ向かう
こっからは、完全なるヤンキー漫画の始まりです。一旦バスケは忘れましょう。『ろくでなしBLUES』状態と言えばわかりやすいでしょうか。なんせあの水戸洋平がただならぬ雰囲気を察しているんですからね、間違いないです。
完全版5巻
#55 不良
205P

流川の剛速球を避ける
宮城と三井のやり取りに業を煮やした流川がバスケットボールを剛速球で三井に投げました。ギリギリで避けると徳男が被害にあいます。徳男もけっこう損な役回りをしているように思うのですが哀れ徳男、いつか報われて欲しい。
完全版6巻
#57 SO STICKY
8P

バスケットボールに唾を吐く
ヒール(悪役)というよりクズという表現がピッタリ。この行為もスポーツをバスケットボールに対する冒涜です。これだけのことされたんですからね、悪いとわかっていても桜木と流川が報復してもいいんじゃないかって思ってしまうのも事実。
完全版6巻
#58 バスケ部最後の日
28P

唾を吐いたボールを受ける
ヤスの勇気をないがしろにして殴る三井を当然の如く許せない流川がボールを投げ、自分で吐いた唾を受けることになった三井。この時点で流川って怒ってる通り越してキレてるんじゃいのかいと思われますが。・・・わかりませんな。
完全版6巻
#58 バスケ部最後の日
36P

桜木の張り手1発に沈む三井
桜木にモップの金具で殴ったのは三井が先なのですが、その後すぐに桜木の張り手に返り討ちにあいそのまま意識をなくす三井の画がこちら。花道の強さがただただ際立っています。
完全版6巻
#60 それがどうした
80・81P

水戸洋平の1発に吹っ飛ぶ三井
桜木軍団の登場と体育館外にいる教師たち。急いでカタを付けないといけない状況で三井vs水戸になりました。ゴングが鳴った瞬間、三井が吹っ飛んでいます。なんせ三井が主犯ですから水戸の容赦ない攻撃も致し方なし。
完全版6巻
#62 桜木軍団
118・119P

水戸のサンドバッグ状態の三井
なんせ1発目で派手に吹っ飛んでる三井ですからね、当然水戸にやられたい放題ですがなぜか立ち上がる三井。ただの宮城との因縁かと思いきや、どうやらそれも違うような気配を感じます。
完全版6巻
#63 「2度と来ない」
132~136P

赤木に往復ビンタを受ける三井
桜木→水戸→赤木の攻撃を受け続ける三井(違う)。桜木の言う通り、本当に死ぬんではなかろうかというラインナップですが。赤木に関しては完全に様子が違います。赤木、小暮、三井の関係を見守る他無し。
完全版6巻
#65 靴を脱げ
178・179P

残り3秒のジャンプシュート
当時、武石中のエースでキャプテンの三井。相手は絶対に三井にだけはボールを渡したくないところですが、三井自らスティール→速攻→ジャンプシュートで逆転勝ち。出来すぎるドラマティックな展開ですが、漫画だし決勝なので華麗にスルー。
完全版6巻
#66 MVP
190P

三井のジャンプシュートラッシュ
1年生同士の紅白戦。やはり光る三井のシュート力は同じ中学出身者でもなかなか止められず、安西先生もそのフォームを褒めていらっしゃいます。精密機械の如く、次々とジャンプシュートを決める三井の凄さに圧巻です。
完全版6巻
#67 全国制覇
220~222P

膝の痛みで倒れこむ三井
バスケットボールが大好きでどうしようもない三井青年は入院中にもかかわらず、抜け出してはこっそり練習をしました。夏のインターハイ予選や赤木の存在もあり、焦っていたのでしょう。そしてまた左ひざの痛みで倒れてしまいました。
完全版7巻
#70 痛くねえ
37P

赤木の活躍を見て予選を後にする三井
焦りと無理がたたりリハビリが延長している間に県予選が始まりました。松葉杖をつきながら、予選を見に行くと赤木の活躍を目の当たりにした三井は誰にも声をかけることなく体育館を去ります。その表情のせつないことといったら。
完全版7巻
#70 痛くねえ
41P

どこまでもやけっぱちで素直になれない三井
小暮の昔語りに一同沈黙。それでも徳男や小暮は三井に優しく手を差し伸べるも、一向に素直になれない三井。確かにこの状態ではなかなか素直になれないし、引っ込みがつかない状態ではありますよね。
完全版7巻
#71 BASKET BALL
49~53P

徳男の大器に救われる三井とバスケ部
三井の名言で終わり良ければ総て良しではいきません。やっぱり他の先生方に詰められるバスケ部。そこを救ったのが三井の親友・徳男と水戸筆頭の桜木軍団。持つべきものは悪友(親友)ですね。めちゃめちゃカッコいいぞ!!
完全版7巻
#72 START
67~69P

ガンしか飛ばさない4人
戦闘態勢は整っているもののバスケットボールを始める雰囲気ではないですね。まだ格闘技と言われた方がしっくりくるような出で立ちの4人です。本当にケンカも強い4人なので笑うしかありません。
完全版7巻
#74 問題児軍団
106・107P

高校の公式戦初得点
だと思うんですよ三井選手。宮城からの華麗なるパスから、安西先生も唸る美しいフォームから放たれるジャンプシュートをきっちり決めました。まだまだこれは挨拶にもならないと思いますが。
完全版7巻
#75 Who Are Those Guys?
137P

フリースローについて宮城と言い争い
手は出してませんが、宮城と口喧嘩してるようにしか見えませんが安西先生。練習していない桜木にフリースローのアドバイスを送ってるんですけど、やっぱり人によって違いがありますからね。さて、桜木の選択は如何に。
完全版7巻
#76 FREETHROW
149P

翔陽戦を前に何度もトイレに行く三井
デカいことを言うわりに何度目のトイレなんだ。そのトイレで翔陽の選手が三井はすでに過去の人で、挙句5点以内に抑えると言っているではありませんか。流石にこれは三井もケンカを売られましたね。
完全版8巻
#81 強豪
32~37P

吠える三井vs無言の長谷川
トイレで三井を5点以内に抑えると語っていたのはどうやらこの長谷川と発覚。三井としては黙っておれずなのですが、一切取り合っていないように見える長谷川の図。さてさて翔陽戦のホイッスルが鳴りました。
完全版8巻
#82 TIP OFF
58P

赤木からのパスで3Pシュート
宮城のスピードに対応すべく、高身長の翔陽はディフェンスの形をゾーンに切り替えました。赤木が囲まれた瞬間、待ってましたと言わんばかりに外の三井にパス。完全にフリーとは言え、きっちりと3Pを決め同点にするところは流石。
完全版8巻
#86 翔陽の誤算
144・145P

フラつく三井
そこは藤間率いる強豪翔陽。ゲームの流れが湘北いったり翔陽にいったりの展開の中、三井がフラつくくらいスタミナにガタが来ています。相手は三井が不良してる間も真面目に部活に出てた長谷川ですから仕方ないんですけどね。
完全版9巻
#93 三井限界説
60P

迷いなく3Pシュートを打つ三井
スティールした宮城の速攻。宮城にパスを要求する三井。宮城的には得点を決めるためにパスを選択したのであって、確率の悪くなっているだろう3Pを選択肢に入れていなかったのに3Pが決まって驚いてます。いや驚いてるのはコートの敵味方関係なくですね。
完全版9巻
#94 大バカヤロウ
72~74P

ここぞとばかりに強い三井
人一倍ゼーハーの激しい状態ですが、今は流川よりも負けん気が強い状態でもあると思います。声は出せずとも、絶対的に負けないという強い意志で速攻まで仕掛ける執念。己の絶対の武器である3Pを決める勝負強さ。無双状態です。
完全版9巻
#94 大バカヤロウ
75~83P

赤木と三井のハイタッチ
この姿をずっとずっと楽しみにしていたのはきっと小暮でしょう。もちろんベンチも安西先生も喜んでおりますよ。インサイドに強い赤木と外から射抜くことのできるこの3年コンビは、湘北の強大な武器です。
完全版9巻
#94 4ファウル
86P

ライン越えの球を諦めず追いかける三井
この時つめててくれたのが流川でよかったね、ミッチー。このまま翔陽ベンチにツッコんでいく三井のナイスガッツです。そのガッツを無駄にすることなく、ワンハンドダンクを決める流川も期待通り。
完全版9巻
#95 4ファウル
100P

ベンチに下がる三井と安西先生
「君がいてよかった・・・」と安西先生からの最大限の賛辞を受ける三井。後半残り2分30秒で20得点中15点が3Pでした。特に後半は4連続3Pを決めるという恐ろしいパフォーマンスでコートを去りました。中学MVPは伊達ではありません。
完全版9巻
#96 ROOKIES
106P

戦士たちの休息
アニメのEDでも使われたこの場面。トーナメント予選で現状一番強い相手と戦い、文字通り死闘を繰り広げたスタメンの面々。とにかく風邪だけは引かないで欲しいと願います。
完全版9巻
#97 マグレだとしても
143P

シュートモーションからのフェイクで神を抜く
とうとう始まった決勝トーナメント緒戦の王者・海南大付属高校との対戦。ジャンプボールからお互いのイイところが出ながらも中々先取点が遠い両チーム。三井得意の3Pでなくフェイクで神を抜くも、やっぱり牧がいた。
完全版10巻
#102 ラン&ガン
11~13P

スタミナ切れで天を仰ぐ
あってはならないことだけど、海南との死闘は我慢比べの地獄。なかなか縮まらない点差と残り時間は45秒。正直立ってるだけで精一杯の部分はあるようで、キツくて思わず仰いでしまってます。
完全版12巻
#128 天才の名にかけて
70P

リングをロックオン
残り19秒。桜木のフリースロー。点差2点。この状況で誰が狙うって1人しかいませんよね。そうです。だから、もう一度目に光が灯っているんじゃないですか。
完全版12巻
#130 天国と地獄
115P

確信のガッツポーズ
フリースローを外した桜木は赤木が必ずリバウンドを取ってくれると信じています。そして、その最後の逆転は赤木から三井へ。ここら辺の意思の疎通もピッタリですね。逆転の御膳立ては完璧に整いました。
完全版12巻
#130 天国と地獄
123P

確信の3Pを外す
フリーで打てたこと等もろもろのこと含めて、これは入ったという確信があったので三井のはガッツポーズを作ったのですが、外れてしまいました。目の前にいる野ザルが気がかりです・・・。
完全版12巻
#131 天国と地獄2
126P

授業中におねんね
海南戦敗戦の翌日の授業風景。ポケットに手を突っ込んだまま寝こける三井。このあたりの恰好も不良の名残のような気がします。そもそも180超の身長にこの机と椅子って低くないんでしょうかね。
完全版12巻
#132 がけっぷち
147P

彩子さんにハリセンでしばかれる
彩子さんはハリセンをどこで調達したんでしょうか。全国を狙うバスケ部ですからね、挨拶は大きくきっちりとしないといけません。ちなみに小暮は口元抑えてるから、顔面しばかれたのか?
完全版12巻
#132 がけっぷち
152P

花道の坊主頭を見て爆笑の三井と宮城
海南戦最後のパスミスの責任を痛感したのか学校と部活を休む桜木。流石に部員たちは心配の様子。桜木のキャラだけに余計でしょう。ようやく部活に復帰したと思ったらまさかの坊主頭。この2人が笑わないわけがない。
完全版12巻
#133 責任問題
183P

4年はいてるバッシュのひもが切れる
海南vs陵南の視察に来るも、前半途中で流川・三井・宮城はさっさと退席。団体スポーツしてる彼らの協調性の無さに笑えます。なぜバスケを選択したんだ。各々の帰り道、三井が4年履いてるバッシュのひもが切れました。
あまり縁起がいいように思えません。
完全版13巻
#146 もうひとがんばり
194P

安西先生の写真を飾る
何度だって言いますが安西先生はお亡くなりなっていません。が、先生の写真を飾るとどうしても遺影にしか見えない。あげく、安西教信者の三井は写真を前に拝むもんだから、誤解しか与えません。赤木と桜木が同時にツッコむ姿も珍しい。
完全版14巻
#149 最後の椅子
21P

三井コール
最終戦の粋な計らいにより、両チームのスタメンはコールされます。三井のコールに反応したのは悪友・徳男たちのダミ声での声援でした。気持ち悪いと言いつつ嬉しそうじゃないですか。いい加減、安西先生の写真拝むの止めようよ。
完全版14巻
#150 湘北と陵南
33P

取れるけど取りたくないボール
どんなボールだって話ですが、勢いあまって桜木の股間を強打したボールでして。近くにいた選手誰一人触りたくなくて、動かないんです。結局、三井が取りましたけどね。晴子さんの天然に救われます。
完全版14巻
#153 抜けそう
98・99P

前半の終わり直前
桜木が出血のため交代。三井は福田につくことになりました。福田のオフェンス力の高さを認めながら集中したディフェンス。さらに2本連続で決めた3Pシュートは湘北が後半にギリギリ繋げる大きな得点だったと言えます。
完全版15巻
#161 敗北
18~23P

ハーフタイム、ムードを盛り上げる三井
前半32-26で終えた湘北。ロッカーでは三井がイケイケ押せ押せの状態でチームを盛り上げます。この姿に彩子も感心しきり。三井は大口はブランクあれど技術があるので、その辺が桜木との大きな差でしょうね。
完全版15巻
#162 2nd HALF
28P

後半半ば逆転の3Pシュート
福田を抑えるために、池上を振り切るために。全国への切符のためのディフェンス合戦、エースのバチバチの中、確実にスタミナが減ってきているにもかかわらずパスを要求しただけのことはありますね、決まりました逆転の3Pシュートです。
完全版15巻
#167 ファインプレイ
135~137P

福田のオフェンスの弱点
陵南オフェンスの鬼・福田ですが、まだまだ荒削りのようです。三井がついてから10分でミドルレンジは入らないという確信までついてきていますから。三井は試合中の洞察力も高いようです。
完全版15巻
#168 田岡の夢
144P

上級生の華麗なるパスワーク
宮城のドリブルで中と思わせ外の三井にパス。3Pと見せかけゴール下の赤木へのパス。そして赤木のゴール下からのシュートと中→外→中と陵南のディフェンスを広範囲にかき乱した美しいパスワークにアッパレ!
完全版15巻
#169 リバウンド王・桜木奮闘
169~171P

疲労困憊を抑えきれぬ表情
点取り屋の仙道が復活し場内も陵南コールが蔓延し出します。それまでの疲労の蓄積と現在押されている厳しい状態で、三井の表情がいよいよマズいものになってきています。呼吸が浅いような。
完全版16巻
#179 湘北崩壊
131P

コートに倒れる三井
ファウル覚悟で仙道を止めに入った赤木ですが止められず4ファウル目。仙道の執念が勝りました。と同時に場内が騒然。三井がうつ伏せで倒れています。彩子さん曰く、水分補給が足りず脳貧血だとか。
完全版16巻
#180 三井悔恨
145・146P

エースの座をかけた1on1
お互いムキになってディフェンスを重視しているものの宮城の目からは流川が押してるとのこと。高さ、攻撃のバリエーション等を踏まえるとやはり流川が上でしょうか。それでも抑えてる三井もスゴイですね。
完全版17巻
#191 1 ON 1
138~145P

卑怯な先輩
負けず嫌いどもが勝ちにこだわるのは当たり前ですが、自分のことを棚に上げてはダメです。端から見れば皆一緒だから。ということで、三井のラスト1回のオフェンスは秘儀・3P。流川が三井の3Pを忘れてはいけないと思う。
完全版17巻
#192 1st ROUND
149P

3バカ長兄と次兄の優しさ
三井vs流川が終了して流川vs桜木の流れに。部員は当然見たがるも、三井と宮城が人払いをして体育館を2人だけにしてあげます。この2人短時間ではありますが、殴り合っただけのことはあるのか桜木をよく理解しているイイ先輩達。
完全版17巻
#192 1st ROUND
160・161P

三井くんちの家庭の事情
湘北高校の規則では赤点4つ以上あると大会に帯同できません。その規則にハマったのがバスケ部スタメン赤木を除く4人。問答無用で赤木家で勉強合宿なのですが、三井君のご両親は息子の言うことをイマイチ信じれないご様子。
完全版17巻
#193 全国が危ない
176P

素人・桜木に失望させられる
素人・桜木はルールを把握していないことも多々で、その度メンバーが失望することも多々何あります。高校生と思えないほどの渋い顔の面々。今回はアリウープの逃したのが原因です。
完全版19巻
#208 エースの証明
11P

桜木を素直に褒めない4人
桜木が合宿の成果であるジャンプシュートを決めました。ドヤ顔の桜木に4人の辛い評価です。リバウンド力は買いますが、無駄にシュート打って攻撃の芽をつぶされたりとマイナス面を考えると多少辛くなってもしょうがない
完全版19巻
#210 湘北追撃
49P

待ってました三っちゃんーーーっ!!の3Pシュート
ハーフタイム中に、珍しく安西先生から厳しいお言葉を受けたスタメン。後半は冷静に挑発に乗らずにRUN&GUNで真っ向勝負。三井が当たりだすと湘北は全方位で攻撃が可能となりますね。
完全版19巻
#210 湘北追撃
56・57P

3バカ兄弟の慢心顔
内部崩壊をした豊玉に湘北3バカが勝ちを確信しておりますがデフォルメ顔。なんだか落とし穴の予感です。わかる気もしますよね、試合前とは言え妙にケンカ吹っ掛けられてますから。
完全版19巻
#214 勝利への執念
136P

安西先生とトイレで遭遇
ミッチーは緊張するとトイレの回数が増えます。王者・山王相手なので安西先生も手を打ちました。どうやら山王のスタメンがディフェンス力の高い選手を三井とぶつけてくるみたいです。でもトイレで伝えることか?
完全版20巻
#221 早く見たいな山王工業
45・46P

3バカ兄弟のハイタッチからの決めのポーズ
マナー違反ですがそれぐらいの気概は必要。んなわけで桜木が山王側に挨拶代わりのダンクをお見舞い。自軍に戻った桜木は宮城、三井とハイタッチとポーズと。完全に決まりました。無駄にカッコイイです。
完全版20巻
#222 最大の挑戦
77P

序盤は三井寿にボールを集める湘北
安西先生の次なる作戦は豊玉戦での成果から赤木・流川ではなく三井を中心に攻めるということ。この日の三井の状態がイイのか悪いのかは不明でも、安西先生に託されたら三井が燃えないわけはないです。
完全版20巻
#224 天才?
122・123P

三井寿のターン
#225 シューター この話数は、三井の主観とベンチの客観とがうまく嚙み合った回だと思いますので、読んで下さい。3連続3Pシュート等見所満載です。
完全版20巻
#225 シューター
127~145P

安西先生のガッツポーズ、三井のガッツポーズ
陵南戦で倒れた時、過去の遺産だけでバスケをしていると本人は思いこんでるようですが、三井だって成長していることを実感し、自信に繋げてほしい。安西先生からのガッツポーズに嬉しそうに応える、どこか無邪気な三井が印象的です。
完全版20巻
#226 出来すぎ
152・153P

運動量の減った三井
後半、赤木までが抑え込まれ最後のT.Oを取らざるを得ない湘北。それぞれの弱点をつかれ、宮城がパスを出そうにも個々のディフェンス力も高いのでパスも選択できない。案の定三井はすでにガス欠ぎみ。
完全版21巻
#240 かっこ悪い湘北
187P

魚住の桂剝きで気付きだす3年’S
魚住史上かっこ悪い赤木に立ち直ってもらうべく桂剝きをしてエールを送りました。このエールに反応したは赤木だけでなく、どうやら三井もみたいです。T.Oもなく控えも薄い湘北に少し光が見えました。
完全版22巻
#246 主将の決意
78・79P

顔色の悪い三井の松本への問い
赤木が吹っ切れました。主将として湘北の勝利のためにゴール下で泥臭く体を張り続けること。それを見た三井にも変化が起きます。自問自答で呟く三井、松本にしたらちょっとした恐怖でしょう。
完全版22巻
#247 譲れない
99~101P

アイコンタクトとグータッチ
小暮入学時やはりバスケ部で目立っていたのは長身と赤木と三井のテクニック。この2人が協力し合えばきっと湘北は強くなる。3年生の夏に小暮が待ち望んだ赤木と三井の連係プレーを見ることが叶いました。
完全版22巻
#248 2年間
116P

ヘロヘロ三井の3Pシュートラッシュ
三井が宮城に作戦を伝えますが、『うぷ』って今にも吐きそうな人にパスなんて出せません。が、ヘロヘロになってからの三井の息の長さが山王を飲み込み湘北に勢いを与えます。きっかけは桜木ですが。
完全版22巻
#248 2年間
119~123P

3年生コンビの3P攻勢
徳男の涙は読者の涙と同じだと思っています。散々回り道をしてきて築いた強く太い信頼関係で湘北がまたもや浮上してきました。強さを求める山王にはわからないことかもしれません。
完全版22巻
#249 信頼
127~142P

三井のパスカット
スタミナ切れ。ガス欠。顔色が悪い。フラフラ。ヨロヨロ。吐き気。松本を抜くことも振り切ることもできず、味方のスクリーンでなんとか3Pだけ打っていたはずの三井が、パスカットしました。なんで?
完全版22巻
#249 信頼
143P

湘北エースからのシューターへのパス
腕が上がらないと言った三井に流川はおかまいなしにパスをしました。ヘロヘロだろうがゾンビだろうが、三井の3Pに対する信頼だと思います。生意気なエースの期待に応えないわけにはいきません。
完全版23巻
#261 SWISH
141~143P

再び3バカ兄弟の決めポーズ
3バカ兄弟を見ていると微笑ましいですが疲れのため目が座ってます。なんてことないポーズなんですけど、期待せずにはいられません。三井の3Pで10点差。残り時間3分16秒。うーん、どうでしょう。
完全版23巻
#262 1対2
147P

ラインを割るボールを追う三井と桜木
残り時間と点差を考えると1秒が惜しい湘北。宮城に当たりボールがラインを割りそうな状況で必死に諦めるなと走る三井。それ以上の運動量で桜木が拾いながら来賓席にツッコみ、三井はボールを受け取りました。
完全版23巻
#264 救世主
193P

流川と宮城の速攻でパスをした相手は
三井でした。河田弟をブロックしたルーズボールで走り出したのは確実に宮城と流川。相手コートに入って宮城がパスを選択したのは、まさかの三井。読者も観客もベンチもここまで三井が走っているなんて思ってない展開。
完全版24巻
#271 ダンコ湘北
112P

3Pシュートとファウルとフリースロー
白目だしフェイクする力が残っていなかったんではないでしょうか。湘北、最大にして最強の飛び道具が盛大に火を噴きました。おっかなびっくりの松本のファウルも込みで起死回生の4点プレー。
完全版24巻
#271 ダンコ湘北
#272 死力
113~131P

逆転シュートとガッツポーズ
流川と桜木がここにきて意思のあるパスにより、山王を逆転しました。たまらず、赤木・三井・宮城は1年生コンビをたたえるかのようにガッツポーズをします。ホイッスルはまだか?
完全版24巻
#274 5対4
174P

勝利の瞬間
ベンチが飛び出して大きな赤木がスタメンみんなを抱きしめてる、感涙の名場面。
完全版24巻
#276 湘北高校バスケットボール部
224・225P

背を向ける三井
同じ3年の赤木と小暮は夏で引退しました。ブツくさ文句を言ってますが、淋しいんです。淋しい三井は表情を見せないために、だいたい背を向けるんです。
完全版24巻
#276 湘北高校バスケットボール部
239P

 

凄さを解説

三井寿の凄さ。

わかりやすいところで言うと、最強山王の若き知将・堂本監督が三井のシュートフォームを褒めていましたね。
山王の選手も見習って欲しいと。

これは素人にも優しい解説だと思っていて、フォームの美しい人は技術が高いと教えてくれたのかなと。

やっぱり、最初は基本通りでも知らず知らず自身のクセがついてくるんでしょう。
どんなスポーツにもあてはまることかもしれません。

 

こっからが本題として。

本人も試合中に語っていますが、諦めの悪さ。執念深さ。

2年のブランクでスタミナ不足は周知の事実なんですが、そこからの粘りはもはや異常。

もちろん、褒めてます。

毎試合毎試合後半のフラフラで、ベンチも観客もハラハラさせられるんですけど、どこに力が残っているんだという状態から放たれる3Pの凄さ。

対戦相手もありえないと思っている状態から決められてるので、与えるダメージはより深いものがあると思います。

1試合での3Pシュート成功率がどのくらいかご存知でしょうか。

NBAで3Pシューターとして認められるのが4割。
超すんごく凄く良くて5割だそう。

三井だって、全て描かれていませんがミスしてます。

それでも三井って、割とディフェンス力の高い人をぶつけられるケースが多いのです。

翔陽戦の長谷川はわざわざボックスワンの配置を要求するほどディフェンスに自信があり、当初は三井を5点以内に抑えると豪語。

陵南の副キャプテン池上は陵南一のディフェンス力を誇り。

山王戦の一ノ倉は、全国的にみてもディフェンス力の高い選手。

何度も言いますが、三井は確かに有能な選手ではありますがブランクがありスタミナが無い。

好不調の波も激しいにもかかわらず、このラインナップを相手にしてきました。

完膚なきまでに叩きのめされたことは一度もありません。

努力し続けてきた長谷川なんてもっとも逆襲を受けた選手だと思います。

 

意地も見栄もかなぐり捨ててバスケ部復帰し普通に練習・試合をやってるんですけど。

殴り合った男たちはさらに絆が深まったのか、意外にも嫌われている様子がないんです。
チームに打ち解けるの早いなって。

陵南戦では後輩にもビビられることなくポカリ買ってきてもらってますし。

学校からすれば完全なる問題児だったものの、バスケ部復帰とともに人一人更生できたのはラッキーだったことでしょう。

2年のブランクがあるものの毎日真面目に部活に励んでいた小暮をあっさり抜くし、何よりも桜木とポジションをセンターに移して戦った時にきっちりと止めていて、ディフェンスの能力の高さも示しています。

赤木も言ってるとおり桜木は素人ですが、翔陽の花形、海南の高砂と県内屈指のセンターとある程度は戦えていたんです。

三井はほぼ毎日顔を付き合わせてると言えど、ファウルもなく上手くゴール下に入らせないという戦法で桜木を封じます。

言うは簡単ですが、いざ実行に移すのはやはり別物ですよね。

いくら中学生の頃が凄いものの高校で通じないということはよくあります。

それでも、翔陽戦でもまだまだMVPのプライドが高さがしめされていたものの、最終の山王戦では安西先生にも小暮にも性格を読まれていました。

もともとのバスケセンスの高さと理想と現実のギャップで、今度こそどうにか踏みとどまり、時には強がりながらももう一度バスケに向き合ったんだと思います。                                                

それぞれの試合でそれなりの爪痕を残した三井という選手の凄さなんではないでしょうか。

                                                                                         

謎めいたところ 

やっぱりプライベートでしょうか。

高校生にして見事な転落人生を読者に垣間見せてくれた三井ですが、特に不良時代の親子関係が気になるところです。

部活に復帰して、親子間の修復がかすかにのぞく瞬間が赤木家での勉強合宿になります。

携帯電話のない時代に、赤木家から実家に連絡をしたのでしょう。

思春期の学生が他の生徒の前で家族と話すところはあまり聞かれたくないとは思いますが、電話越しでもわかるように勉強合宿ということをイマイチ信じてもらてない様子。

あの桜木に親不孝したとツッコまれることが一番恥ずかしかったのではないかと思われます。

ご両親からしたら、さぞや心配だったことでしょう。

目を輝かせて湘北に入学するも、いつの間にか学校すらサボっていたことは明白で、ある日ケンカで入院だなんて何事?状態でしょうから。

 

あと、もう一つ重要なことは湘北バスケットボール部においての他の部員との関係性だと思います。

出会いは最悪でした。
ほとんどの部員が何かしら、暴力を受けていますので。

でも陵南戦で倒れた時、1人で奥で休んでましたよね。

過去を後悔しながら・・・1年の桑田が「絶対、勝ちましょうね」って声かけてポカリを買いに走る姿を見て、『おっ』となりませんでしたか?

 

さらに遡って、海南戦の翌日の1年生vs2・3年生の紅白戦。

上級生が下級生に押される展開の中、投入された三井。

そもそも、この段階で三井の存在はハンデと安西先生はおっしゃっていました。

いざ投入された時も、赤木に代わりリーダーシップを遺憾なく発揮。

けっして押しつけがましくなくチームを鼓舞し、絶妙な宮城との連携を見せつつ有言実行で桜木を抑えました。

宮城に「ナイスパス!!」って言ってますけど、言われた方ってやっぱり嬉しいと思うんですよね。

バスケに対しては素直で真面目なのでちょっとずつちょっとずつ、積み重ねた結果で掴み取った立ち位置なのかと思います。

赤木よりもコミュニケーション能力が高そうでよかったです。

 

三井寿の残念なところ

初登場イジリはそろそろやめましょう。

さて一つ目の残念なところは、『挫折』してからの転落人生ではないでしょうか。

愛読者の方はご存知でしょうが、湘北のスタメンにおいて流川の次に万能と言える選手が三井です。

陵南のスコアラーの福田を抑えるディフェンス力、シューターとして外から射抜くことも中に切れ込むことも可能。

パスという選択肢もありますし、安西先生の言うことだけは守ります。

スタメンだから当然のように思いますが、三井は1年の時に右ひざをケガをします。

ケガ→リハビリ→こっそり練習→ケガ悪化→県大会で同級生赤木の活躍→挫折→不良真っ逆さま→2年に進級。宮城とケンカ→入院→3年に進級→バスケ部襲撃

だいたいこんな時系列なんですけど、この挫折~バスケ部襲撃の間の約2年間が残念でなりません。

元々、中学生の時に全中の立役者でエースでキャプテンだった三井です。

そんな三井が強豪校の誘いを断って安西先生のいる湘北に行って、弱小バスケ部を強くして全国制覇を成し遂げるということが目標だったのですが三井自身でその夢を砕いてしまいます。

そこから紆余曲折を経てバスケ部に復帰しますが、2年のブランクはバスケに必要な体力を大きく奪いました。

しかし、タバコも吸ったことない純情ボーイだと判明。

『マジメかッ!』とツッコミたくなってしまいます。

本人もこの2年間は大いに悔いていました

『もしも』も『~たら』『~れば』もありませんが、我慢してケガを治したならばどんな未来が待っていたのだろうかと思うところもあります。

 

それと同時に落ちてしまった学力ももったいないと言えます。

期間としては1年の夏~丸々2年は不良三昧で学校もサボっているようですので、完全に抜け落ちてますね。

湘北高校はおそらく普通科で進学が主なように思いますので、三井はなかなか苦しいのではないでしょうか。

小暮に勉強を教えてもらいたくても、受験間近ですからね。

バスケ推薦で大学進学を狙っているようですが、山王戦でどれほどのインパクトを残せることが出来たでしょうか。

ある意味では凄まじいインパクトは残してますけど、バスケにスタミナは必須ですからね。

冬までにスタミナを付けていて欲しいところです。

 

自作ストーリーを考えてみた

 

「――続いて、今年から配属される新任教員の先生を紹介します。――」

 

 

バスケ部に復帰することを決めてからインターハイまでは、何も考えていなかった。

いや、バスケが全てだった。

2年間の禁断症状が暴ぜるが如く。

水を得た魚のように。

はじめてバスケの魅力にハマった時の幼き日に帰ったような。

 

久しぶりにさわったバスケットボールの感触。
履き馴染んだバッシュの感覚。

1年に着ていたジャージは小さくなっていた。

試合を重ねれば重ねるほど、楽しさと同等に苦しさも増えてゆく。
それでもやはり楽しさが圧倒的だった。

一つ勝つと楽しくて、まだ次。まだ次と。

決して義務なんかや使命ではなく、
勝つ=楽しい

いつしか勝利という媚薬を渇望するようになっていたのではないだろうか。

対戦相手からすれば、失うものの無い湘北(オレたち)はやっかいだったに違いない。

 

思い描いていたようなバスケ漬けの日々が一転。

 

突如事件は起こった。

否、事件でも事故でもない。

起こるべくして起きてしまった。

 

・・・期末試験。
赤点のオンパレードの数々。

この時、オレは自分の立場をようやく理解することになる。

オレは高校3年生だということに。

それまではただ最終学年になった程度。

 

違う。違うのだ。

そう高校3年とは『特別』なんだ、と。

 

結局学生の優先順位は勉強。
湘北(うち)のような公立だと普通はそうだろう。

同い年の赤木はもともと進学を考えていたようだが、バスケ部の名門大学からもお声がかかっていた。
赤木の場合、バスケ部のキャプテンで成績も優秀。

いくらでも自身の好きなように進むことが出来る。

もう1人の3年である小暮もやはり抜かりがなかった。
小暮は大学でのバスケにこだわりはないだろう。

 

 

そして、オレは・・・。

 

 

インターハイが終わり3年で唯一引退を先延ばしして、冬も戦うことを決めた。

再開してすぐに引退などありえない。

当然この決断に迷いなどない。

 

 

だけど、冬が終わって・・・それからはどうする?

 

 

インターハイに出たら運よく何かしらの美味しい話が転がり込んでくるかと少し期待したが、世の中そんなに甘くない。

自分の道は自分で切り開かなければならない。

親にも散々迷惑をかけた。
そして、たぶん、これからもかける(補導はないはず。)

 

こんなオレが大好きなバスケをやりつつ、どんな未来を目指すか。
それとももう一度手にしたバスケを手放すのか。

 

未来(さき)のことが怖くて考えることから逃げるも、不安は徐々に増すばかり。

 

迷ってもいい。

立ち止まってもいい。

助けを求めてもいい。

 

 

こればっかりはオレ自身が決断しなければ。

でなければ、またオレは後悔する。

下手すりゃ他人に責任を押し付けて。

 

 

 

 

冬が終わって、オレは安西先生に呼ばれた。

理由は一つ。
オレの進路・・・・・・だと思う。

 

 

先生は唯一バスケ部3年で進路の決まっていないオレの将来を少なからず案じていらっしゃっるらしいことを風の噂で聞いた。

何事も無く3年間、真面目にバスケにさえ打ち込んでいれば推薦の1つや2つもあったのだろう。

1回のインターハイよりも空白の2年の方が問題視され、信頼などは消え失せる。

オレは生まれ初めて恩師という存在である安西先生の自宅に招かれることになった。

 

先生宅に着くと奥様が出迎えてくださり和室へと通された。

マナーも何もわからず緊張が追い討ちをかけ、動けずオロオロとしているとふすまがあいた。

 

「わざわざ家(うち)に来てもらってすまなかったね。」

「・・・いえ。」
緊張がとれず正座のオレは端から見れば説教をくらっているようにしか見えないだろう。

「三井君。それ(正座)では辛いでしょう。かまわないから足をくずしなさい。」
いそいそと足をくずす、マヌケなオレ。

「早速だが、三井くん。君を呼んだのは他でもない。君の進路について、だ。」

(・・・・・・キタ。)
「・・・オレの進路・・・ですか?」

「んー。あまりこういう(進路)ことについて話す機会がなく申し訳なかった。」
先生はオレなんかに頭を下げる。

「先生、頭を上げてください。・・・全部自業自得ですので。
冬まで残ったことも何も後悔してません。
全部、自分の意志です。」
先生をまっすぐ見据えてオレは言葉を紡ぐ。

「その表情(かお)はもう(将来を)決めているのかな?」

「・・・・・・はい。」

 

 

 

 

新学期が始まって、新チームはとっくに冬の選抜に向かって動き出している。

オレはオレにしかできないことをコイツにだけは伝えなくてはいけない。

バスケ部にはオレほどバカな野郎はいない。
(学力的な意味は省く)恐らく、本人も気付いているだろうが。

休日のハードな練習を終え、自主練を無理くり宮城に付き合わせた。

宮城は彩子と帰りたがったが、今回だけはこちらも引けない。
それに彩子はまったく気にも留めていないであろうから良しとする。

 

実のところ、インターハイで否応なく現実と向き合っていたことがある。

インターハイに出場したところで。

奇跡的にたまたま1回、山王に勝てたところで。

 

「オレはちょっとバスケットボールが上手い、一選手に過ぎない。」

この言葉を、オレが言うことで一番説得力があると自信を持って言える。

決して虚しいとかじゃなく。

これが現実だということをどうしても伝えたかった。

「何なんスか、三井さん。いきなり、」
宮城が目を丸くしてこちらを見た。

「だから、お前もきっちり将来(さき)を見据えろって話だよ。
キャプテン任されて大変だとは思うけど、まだお前にゃ時間があるんだからよ。・・・・・・オレと違って。」

オレからの真面目な話に宮城は動揺を隠せないでいた。

 

 

 

どれだけ好きで大好きなことでも肉体的な衰えには勝てない。
生涯現役で稼ぐスポーツ選手だっていやしない。
いつの日か指導者や裏方として携わるように形を変えてゆく。

ボロボロになるまでやり続ける人もいれば、一番輝かしい状態で引退する人もいる。
好きなスポーツだけで食べるという狭き門をクリアしてかつ、引退という花道までつくってもらえる選手など存在そのものが奇跡に等しい。

メジャー・マイナーの差はあれど食ってる人の共通点は『努力』が前提、必須条件。

しかし『努力』だけではどうにもならない世界が確かにそこにある。
大好きだけではどうにもならないことを、心と身体の成長とともに知ることになる。

中学から高校への進学ほど、高校から大学への進学はそう多くない。
中学生じゃ幼く技術が乏しい。
大学生だと共感が得にくい。

高校生はある程度の技術と数ある共感が得えられる、『青春』がつまった時代なんじゃないだろうか。

高校3年が特別なのは、そこにある。

競技によって異なるものの、そのほとんどは夏のインターハイが分岐点になるだろう。

終わらざるを得ないのではなく、自分で終わりを決めることは贅沢なのだろうか。

 

自主練とは名ばかりで。
何度となく色んな考えを巡らせながら1人走る。
無心でリングに向かってシュート練習をただただひたすら繰り返す日々。

 

 

 

冬に向けてと将来について、とっくに結論は出ていた――。

 

 

 

冬、冬と自己暗示をかけ必死で練習したものの、1枚しかない切符の重みを突き付けられる形となり湘北は敗戦した。

受験勉強の合間をぬい応援に来てくれていた、赤木と小暮。

「悪ぃな、応援に来てくれてたのによ。」
期待に応えることは出来なかったことは悔しいが不思議と涙は出なかった。

「ナイスゲーム。」
小暮は眉尻を下げながら、いつもの優しい笑顔。

「おしかったな。」
まだプレイヤーの感覚が抜けてないような渋い表情で赤木も声を掛けれくれた。

「可愛い後輩どもに声かけてやってくれよ。」
悔しい。
悔しい。
悔しい。

でも、やりきった。

そもそも残ったからといって選抜の切符やチームにおいてのスタメンが保証されるわけもない。

それでも1枚しかない切符のためになりふり構わずトライし続けた。

スタミナ不足を補うために休みの日だって走りこんだ。

積極的に後輩とのコミュニケーションもとった。

やれるだけのことはやったつもりだ。
それでも勝てなかったのは足りなかったのか、他がそれ以上だっただけのこと。

現状できることはやったから後悔はない。
可愛くない後輩たちの力になれなかったのは、申し訳なかったと思う。

謝ったところで、

「何うぬぼれてんスか、三井サン。」
と、返ってきそうだから死んでも言わない。

だから悔しそうにしている宮城の背中を見て心の中で呟いた。

(「悪ぃな・・・」)

 

 

一人になりたかった。

 

 

 

 

「なりたいもの(職業)が見つかりました。」

「んー・・・。聞かせてくれるかな?」
安西先生はとても穏やかな表情だ。

「・・・先生に・・・学校の先生になりたいです。」
緊張しながらもオレは先生の目を見て話す。

「そうですか。」
先生の目が微かに弓形になり口角が上がる。

「先生は笑わないんですか?・・・オレの成績もご存知ですよね。」
先生が笑うような人ではないことは百も承知だ。
でも、それでも。

「今の成績だけで君の目指すものに笑うことなんてありません。決して。」
先生が目の前にある湯飲みを取る。

「・・・宮城君のシュートフォームが改善されたこと。
ミドルレンジやフリスローの確立が上がったことはすぐに気付いていました。」

先生が静かに切り出す。

「1年生たちの技術の向上も気付きました。
誰かが率先してアドバイスを送っているのだろうと。」

これを聞いて、オレは慌てて頭を下げる。
「指導者でもないのに差し出がましいことをしてしまい」

先生は変わることの無い穏やかな口調でオレの言葉を遮る。

「三井君。
私は嬉しかった。
こうして君に『ありがとう』と伝えたかったんです。」

僅かに頭を上げ見やると先生はニッコリと微笑んでくださった。

先生の言葉にオレは喜びを隠せない。
尊敬してやまない先生にここまでのことを言っていただけるとは。

(・・・ヤバい。泣きそう・・・・・・!!)

そう思った瞬間。

脳が考えるよりも先に。
心が反応した。

感極まったオレの目からは涙があふれる。

ポロポロだなんて可愛いものではなく、それこそボタボタと雫が畳に落ちる。

拭いても、ぬぐっても涙がこぼれ続ける。
どれだけ押さえようとしてもわずかに漏れる嗚咽。

とうとう鼻水まで流れだす始末。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになり恥ずかしくて、どうしても顔だけが上げられない。

「・・・改めて君がいてくれてよかった・・・・・・。
君が下級生を指導していることがわかった時に、もしかしたら何か心境の変化があったのかと思いました。

『冬に勝つ』ためそれもあったでしょう。

・・・三井君。
君がこれからをどう生きるのか。
三井寿本人の口から直接聞きたかったんです。」

引き続き、グズグズのオレに先生の言葉が続く。

「もちろん、今までこんな時間がなかなか取れませんでした。
だから君といろいろ話をしてみたかったというのもあります。」

先生の一言一言に抑えが利かずオレの体は微かに震える。

喜びと感謝が涙となり、あふれ出す。

どうにか伝えたくとも口を開けるとうめき声のような音で、とてもじゃないが言葉にならない。

うずまり、泣きじゃくるオレに先生はティッシュの箱を持ってきて下さった。

 

 

 

こんなに泣いたのは、『あの日』以来だった。
でも、状況は全然違う。

嬉し涙でこんなに体が震えたのは初めてだ。

 

 

 

 

先生がオレの背中を優しく優しくさすって下さる手のぬくもりを、生涯決して忘れることは無いだろう。

 

 

 

 

泣きじゃくって緊張はどこへやら。
ようやく落ち着いて、先生と色々なことを話した。

オレの中学の頃のこと。
先生が大学で監督をしていた頃のこと。
これからの湘北バスケットボール部のこと。

もしかしたら、最初で最後になるかもしれないオレにとっては夢のような時間。

 

「実は君に興味があるという大学もありましてね。選択肢としてどうかと思ったもんですから。」

安西先生だからこそのこの一言が、ただの『三井寿』から1人のバスケットボール選手としての価値を見出していただいたような、浄化されたような。

 

自信、誇り、そして救いになった。

 

 

 

 

 

教師という職業を選択したのは、ある意味でバスケットボールをずっと続けられる可能性があるという安易な考えからだ。

とにかくバスケにずっと携わっていきたかった。

高校教師を目指したのはオレ自身が挫折し屈折した時代にあえてチャレンジしたかった。
当時迷惑をかけた先生方にちょっとした恩返しの気持ちも少なからずある。

高校が3年間なんてアッちゅう間なのに。
それでも他人には理解しえない理由で不登校やイジメと何かしらの問題はある。

高校生というのは体はほぼ大人なのに、中身がテンでガキなもんで。
特に男って生き物はよけい。

だからって高校生だろうが『人』だ。
助けるなんておこがましいことはできない。
てめぇでできることなんて限られている。

 

例え毎日でなくても、1日の中のちょっとでいい。

ほんのちょっと。

寄り添えられれば。
かまってやれれば。
ちょっかいだせれば。

 

その時間が長くなれば、なおのことイイけれど。

 

全員でなくてもイイ。
何かのきっかけになればイイ。

それは自分の人生だから。

決めるのも、辞めるのも、自分で責任を負うこと知って欲しい。

 

優等生とか普通の生徒のことはわらないけれど。

どっちかというとオレは少数派の生徒だったから。

せめてそいつらに少しでも目をかけてやりたいと。

 

心が疲れた生徒にはほどよいアメとムチで3歩後ろほどに立って、すぐに手を差し伸べることのできる教員でありたい。

と、わずかな信念を携えて教壇に立つことを選んだ。

 

 

 

 

「只今ご紹介にあずかりました。―――と申します。よろしくお願い致します。」

 

今年は、生徒だけでなく迷えるであろう新人も増えた。

 

 

そんなオレは教員生活、10年目。
もちろんバスケットボール部顧問。

それでもまだまだ若手らしい。

 

 

アニメ化について


人気作の一つの指標としてTVアニメーション化というものがあります。

例にももれずスラムダンクもその道をたどった一つと言えます。

アニメ情報

【期間】
1993年10月16日~1996年3月23日

【話数】
101話

【放送局】
テレビ朝日系列

三井も人気キャラクターだったので、アニメならではのオリジナルストーリーでチラホラ活躍しておりました。

肝心な三井を演じた声優さんにも触れていきたいと思います。

pic

引用元:青二プロダクション

 

プロフィール

【名前】
置鮎龍太郎(おきあゆ りゅうたろう)

【性別】
男性

【生年月日】
1969年11月17日

【出身】
福岡県北九州市

【音域】
A~E#

【所属】
青二プロダクション

スラムダンクの後に放送された『地獄先生ぬ~べ~』では主人公の鵺野 鳴介。

『トリコ』では主人公トリコを。

『ONEPIECE』(2代目)ボルサリーノ。

『テニスの王子様』の手塚国光。

『BLEACH』の朽木白哉。

などなど、ジャンプ作品に数多く出演。

もちろん、他TVアニメーション以外にも映画・ドラマCD・吹替えにと皆様も人生で1度は聞き覚えのある声の持ち主ではないかと思われます。

置鮎さんが演じられた三井は聞いた瞬間、何の違和感なく「三井!」と思わせてくれる三井でした。

三井はおしゃべりではないですが、要所要所を抑えるキャラクターなので時にはシリアスに、ときにはギャグ要素がありますが見事に演じられていたと思います。

ロン毛のヤンキーから歯を入れてからのバスケットマンの姿だけでも十分なふり幅がありましたが、中学3年生から高校1年の幼めの三井も置鮎さんが演じていらっしゃいました。

若い三井は若干声が高めで純粋でキラキラした感じを表現されていたのかもしれません。

それも含めてのすべての『三井寿』を表現されていたんではないでしょうか。

 

 実写化について

人気漫画のメディア化は多様化があふれておりまして。

漫画なので、ドラマCDやアニメーション化が主流と思いきや、実写化もどんどん増えてきております。

連載を終えて、数年たってからの実写化も今では当たり前になってますよね。

やはりそれは、技術の進歩が大きいのかなと思われます。

CGやVFXなんかがそうで、今やCGの方がより現実的見えたりすることもチラホラ。

もはや、人間の目では判別しづらくなっているのではないでしょうか。

スラムダンクも連載30周年を経て実写化の発表はありませんでしたが、なんと新作アニメーション映画になるそうです。

井上先生がTwitterで呟くや否や、瞬く間にバズりまして早々にネットニュースになりました。

連載時の読者やファンの方々が思い思いに呟いていらっしゃったの印象的で、中でも世代真っただ中の声優さんなんかは出演したいという声も。

逆にいうと実写化にはまだまだハードルが高いというようにも取れます。

誕生して四半世紀を超え、受け継がれてゆく名作に世代なんぞ関係ないのかもしれませんね。

どんな形であれ、また動く花道や流川が見れるチャンスがあるのは嬉しいです。

そして三井には美しい弧を描く3Pを期待してやみません。

 

まとめ 

さて、いかがだったでしょうか?

個人的に三井寿というキャラクターはとてもリアリティのある人物だと思っています。

漫画のキャラクターなんですけど、流川や桜木なんかは漫画的で異次元的に描かれていますが、三井はなんとなく手が届きそうな範囲にいるような気がしてならないんです。

挫折のきっかけも、戻ってこれたことも幼稚ではありますが突拍子のないことではなく理解も納得もできます。

バスケットボールやって、3P決めてるときはめちゃくちゃカッコいいけど。

すぐにスタミナがなくなってヘロヘロになるところとか、わかっちゃいるけどテッパンで。

ネタにもするし、決してスーパーマンにはなれないところ。

でも、このグダグタを期待していた部分もあったり。

結局ヒールになり切れない、元来の人の好さがあふれてて素晴らしいキャラクターですね。

 

作中の最後、赤木と小暮の引退を口悪い三井で井上先生が描いていました。

後姿を描いていて表情が読めず、でも淋しそうで。

 

2021年の卒業シーズン、井上先生がTwitterで3年生の卒業イラスト発表されていたのですが。

やっぱりこの時の三井も表情のわからない後ろ姿でした。

・・・・・・泣いていたんでしょうか?

 

強がりも寂しがりなところもバレバレですが、少しでも素直になれるようなオトナな三井も見てみたいと思いました。

 

 

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

 

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