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石橋茂っていったい何者??
はじめまして。
石橋茂(いしばし しげる)です。
何者って表現すると「この人なにかあるのか?」と感じてしまうかもしれませんが、断言します。
ただの凡人です!
ただただマンガが好きな凡人なんですよ!
しかもどっちかといえば「クズ寄りの凡人」になります・・・(笑)
ここでは自己紹介をさせていただきますので、僕がどのようにしてマンガというものにのめり込んでいったのか
そして、なぜこのサイトを作り始めたのかといったことを色々とお伝えしていきますね。
「いや、そんなこと聞いてないけど」というところまでお話していっちゃいま〜す!
いたって普通のエピソードしかない
1987年10月、暗闇の中から光を求めてこの世に生を受けたひとりの男がいました。
その男の名前は石橋茂(いしばし しげる)と言い、出生時に身長およそ50cm。体重はなんと3kgもあったのです。
そして、ひとりっ子としてスクスク育ち「マンガのサイトを作ろう!」と思い立った男は、マンガのキャラクターについてみんなで熱く語れるサイトを作ったのでした。
う〜ん、、、
カッコつけてみたかったんですが、どうしても普通のエピソードにしかなりませんね。
マンガの世界が僕の可能性を広げてくれた
まぁこんな感じで、いくら語ろうとしても大したエピソードは無いんですよ。
そんな僕ですが、マンガというものに出会ったお陰で人生を楽しむことができています。
マンガって作者さん達の人生を詰め込んだものでもあるんですよね。
色々な人達との出会い、色々なところでの経験、そしてそれを組み合わせた芸術品なので、作者さんの人生そのものとしか言いようがありません!
その芸術品をたくさん読めたことは僕の価値観を変えていき「しげる」という人間を形成していったのです。
改めてお礼を言います。
「世の中の漫画家さん、いや、先生の方々・・・マジあざっす!!」
小さな頃は人見知りが激しかった
僕は今では色々な方々と楽しくお話をさせていただくのですが、幼稚園ぐらいの頃は本当に人見知りが激しかったんですよ。
僕にとってはお菓子を買うことすらひと苦労でした。
近所の駄菓子屋に行くと、当たり前ですが買い物をしている子供達がいますよね。
それに気付くと僕は店の横にある民家の塀に身を隠すんです。(その民家は誰の家か知りませんが)
そして、その隙間からずっと店内を覗いて様子を伺うんですけど、今考えると凄い怖いことしてましたよね(笑)
当然監視されていることに気付かない子供達は、和気あいあいと話しながらお菓子を買っているわけですが、僕にとってはその時間がとても長く感じるんですよ。
更に新たな子供達が買い物に来たりもするので、僕は30分ぐらい塀の中から監視し続けることになります。
このようになんとか人のいないタイミングを見計らって買い物をしていたんです。
自分の買いたいお菓子なんて決まってますから、駄菓子屋の滞在時間なんて5分以内なんですけどね(笑)
今考えても当時の僕はひどいものでしたよ。
字も読めない僕は鬼太郎を家で発見
そんな人見知りの激しい僕は家で遊ぶことがとても多かったです。
ひとりっ子なので基本的にはおもちゃで遊ぶんですよね。
ダンボールにマジックで「風呂みたいな絵」を書いて、おもちゃ達に家を作ってあげたりと。
(今思えばなんてかわいそうな子供、、、)
でもそれだけでは飽きてしまうので、どこかのタイミングで「探検」と称して家の中を物色し始めるんです。
なにかを見つけては「これはクサイ」と言って嗅ぎ分けたりしていましたね。
そして見つけ出したのが「鬼太郎」でした。
当時は絵を見るだけといった感じでしたが、衝撃的だったのを覚えています。
絵本でお化けを見るということはありましたが、それとは比較にならない怖さがありましたからね。
母親にその本のことを伝えたら「夜寝れなくなっちゃうから見ちゃダメだよ」と言われて僕のわからないところに隠されてしまいました。
でも、監視と物色が日常となっていた僕からすれば、家の中に隠された物を見つけ出すなんてことは容易でしかありません。
サクッと見つけ出してバレないようにそのマンガを見るのが日課になっていったのでした。
小学生時代初期はコロコロコミックがお気に入り
そんな僕も小学生になり、一丁前に友達ができたのです。
人見知りはバッチリ残っていたので、そこまで大はしゃぎするような子供ではありませんでしたけどね。
そしてある時、公園で遊んでいると僕の持っていた一冊の本を友達が「欲しい」と言い出したんですよ。
確か車の本だったと思いますが、正直あまり覚えていませんね。
でも、当時の僕はわりとその本を気に入っていたので、公園へ遊びに行く時にも持っていたわけです。
気に入っている本をあげることはできないので「う〜ん。交換だったら良いけど」と提案しました。
すると友達が「それじゃうちにある本をあげる! 今から来て!」と言い出して、友達の家に行くことになったんです。
家に着くと同時に階段を駆け上がって行く友達。
僕は玄関にポツンとひとり立っていました。
すると、友達が重そうに数冊の本を持ってきたのです。
それが「コロコロコミック」でした。
僕はギャグマンガみたいなものを読んだことが無かったので、少し読んだだけで一気にハマってしまったのです。
結局友達は僕の本1冊に対して15冊のコロコロコミックをくれたのでした。
友達のお母さんが僕の家まで車で送ってくれて、親同士でそのことについて話していたようなので問題は起こらなかったです。
とにかく、友達の粋なはからいに感謝しかありませんよ。
そこから僕はひとりで家にいる時に、同じ本を何回も読み返しては笑っているという時間が増えたのでした。
周りはジャンプ・マガジン・サンデーなどに移行していく
僕はひとりっ子なのでコロコロを読み続けていたのですが、兄弟のいる同級生は「ジャンプ・マガジン・サンデー」といった少年誌を読み始めていたんですよね。
そこで「へぇ〜、僕も見てみようかな」となるのが普通なのかもしれませんが、僕はコロコロコミックで十分満足していたので、そちらに移行していこうという感じにはなりませんでした。
コロコロコミックに対しての愛が深かったんでしょうね。
周りとの価値観がズレている僕はホラーMに魅了されてしまう
ある時母親が「スーパーへ買い物に行く」と言ったので、僕は「ついて行ってお菓子をねだってやろう」という薄汚い根性丸出しで買い物について行ったのでした。
肉や野菜に興味の無い僕はすぐさまお菓子コーナーへと走ります。
ひとつのお菓子を手に取ると母親の元へと戻り、買い物カゴの中に入れ、これでもかというドヤ顔を見せつけた後、もう一度お菓子コーナーへと向かうのでした。
そしてもう1つ違うお菓子を手に取ります。
一度に2個持って行くと「ひとつにしなさい」と言われるので、レジに並んで支払いの寸前にもう1つをカゴにブチ込む作戦を立てていましたからね。
毎回この作戦をやっているので母親もすでに承知の上で僕を連れて行っていたというのが今はわかりますが、当時の僕はめちゃくちゃドヤ顔でそれを繰り返していました。
支払いまでにはだいぶ時間があるので、少し暇つぶしをしようと考えた僕は本が並んでいるコーナーへ向かったのですが、そこで衝撃的な出会いをします。
その出会いの相手こそが「ホラーM」です!(ホラーミステリーと読みます)
本が並んでいるコーナーにはよく行っていたのですが、なぜか今までは一切気付かなかったんですよね。
パラパラーっと本をめくると、まぁグロいグロい(笑)
ただ、そのグロさの中にもしっかりストーリーがあって、鬼太郎のお陰で「怖いもの」が好きになっていた僕はそれを買ってもらうことにしたのです。
手に持っていたお菓子と買い物カゴに入れたお菓子をもとのお菓子コーナーへと戻し「今日はコレにする」と言ってホラーMを母親に見せつけたのでした。
いつもとは違う行動に本気度を感じたのか、すんなり買ってもらうことはできましたが、母親としてはお菓子の方がだいぶ安上がりだったでしょうね(笑)
ホラーMの凄さ
ホラーMはとにかく凄い! そして面白かったです!!
ホラーマンガに対して「ただ内臓がでるやつでしょ?」と思って敬遠している方もいるかもしれませんが、そういう次元ではありませんよ。
ストーリーがめちゃくちゃ面白いですからね!
バトル物もあれば恋愛物もあるし、歴史について描かれているものまであるんです。
内臓さえ出ていなければ少年誌に載せられるようなものとかも十分ありますからね。
コロコロしか見ていない僕には、その面白さとグロさが突き刺さりましたよ。
当時はネットも全然普及していませんし、ホラーマンガに書かれたようなものを小学生が見れる場所はありませんでしたからね。
月刊誌だったので、毎回毎回待ち遠しかったのを今でも鮮明に覚えています。
「ホラーMを語る上でこの先生は絶対!」っていう先生方が結構いるんですけど、全員分書いてしまうと凄まじい文字数になってしまいますので、
当時の僕が大好きだった先生方を少しだけ、なおかつ超サラッとご紹介します。
三家本礼子先生のゾンビ屋れい子は面白い
この作品を見てホラーマンガにハマったと言っても過言ではありませんね。
初めてホラーMを開いた瞬間、ちょうど「ゾンビ屋れい子」のページだったんですよ。
最初の印象は「綺麗な女の人だなぁ」でしたが、ペラッとめくればその女性が無表情でグロいことをやらかす。
このギャップにやられましたね。
とにかく女性キャラには色気があり、男性キャラはめちゃくちゃカッコイイ!
そしてストーリーが面白いので是非一度読んでいただきたい作品です。
犬木加奈子先生のアロエッテの歌から派生して・・・
僕が初めて読んだ犬木加奈子先生の作品は「アロエッテの歌」というものでした。
これに関しては、ホラーマンガというよりも「昼ドラ」的な感じなんですよ。
グロいシーンは一切無しで、人間の醜さを書き表すというもので、正直当時の僕には難しい内容でした。
「じゃぁなぜここで紹介するの?」と思いますよね。
なぜか読んでいて惹き込まれるものがあったんです。
それもそのはず。
実は犬木加奈子先生はすでに何作も世に出している売れっ子ホラー漫画家だったんですよ。
「たたりちゃん」や「不気田くん」そして「かなえられた願い」など、犬木加奈子先生の世界観あふれる作品が盛り沢山で、どれを読んでも飽きが来ません。
アロエッテの歌がグロいわけでもなく、わかりやすいわけでもなかったのに惹き込まれる理由はホラーを言動や日常動作で表現していたからだということがあとになって理解できました。
とにかく超オススメのマンガだらけなので、どれかひとつでもご覧いただきたいですね。
御茶漬海苔先生の独創感
これはですね。
絶対に忘れることが無い「絵」なんですよ!
独創的としか言いようがありません。
ホラー漫画は気持ち悪さや怖さを表現するため、オリジナリティー溢れるタッチで描く先生方が多いのですが、そういうレベルではないんです。
好きな漫画家が違う雑誌でマンガを描いていると「アレ? これってあの漫画家かな?」って思うことありますよね。
それで、作者の名前を見て「やっぱりそうだ」となるわけですが、御茶漬海苔先生の場合は違います。
別の雑誌で載っていたとすれば、まず最初に「へぇ〜! こっちでも連載してるんだ!」という感じになるんです。
読者に一瞬たりとも迷いを与えず「御茶漬海苔の作品です」と言ってどこの場所でも提供できる凄さ。
これは御茶漬海苔先生の強みだと思いますね。
「女性が恐怖する顔」は今でも目に焼き付いていますよ。
もちろんストーリーも面白く、色々な作品を世に送り出しているのでご覧ください。
小学生時代後期から中学卒業までギャグマンガにハマリ出す
「コロコロとホラーマンガ」という経歴しかない僕が、とうとうギャグマンガの破壊力を体感する日が来ました。
読んでいるマンガはかなり変わっているし、人見知りもまだまだ克服できていなかった僕でしたが、仲の良い友達はいたんですね。
ある日いつものように友達の家に行くと、部屋の中に一冊の本が転がっていました。
その本は僕の人間性すらをも変え、明るい未来へ導いてくれるキッカケとなります。
その本の名は
「世紀末リーダー伝たけし」です!
世紀末リーダー伝たけしは僕の価値観を破壊した衝撃的なマンガだった
転がっていた本を手に取った僕は、一瞬で「たけし」の虜になってしまいました。
ギャグマンガというものの破壊力は本当に凄かった・・・
あとでわかったことですが、作者である島袋光年先生はダウンタウンの漫才が大好きで、それをマンガに変換させていたんです。
そりゃ当然面白いですよね。
翌日本屋に行った僕は、世紀末リーダー伝たけしの「2巻」を手に取りレジへと向かいました。
ちょうど1巻が品切れだったんですよ。
「たけしの2巻」を手に入れた僕は公園へと向かい、ベンチで読むことにしました。
ベンチに腰掛けて読み始めると、いきなり格闘シーンが繰り広げられるという謎の展開で「どういうこと?」と思ったのですが、ドンドン読み進めます。
基本的には1話読み切りが多いマンガなのですが、ちょうど続き物だったんですよね。
ただ、その格闘シーンの迫力が凄くて、思わず見入ってしまったんです。
それはただのケンカではなく意味のある闘いであり、思わず涙するような感動も盛り込まれていました。
「間」というものを楽しむ僕は擬音なども全て読むため、ギャグマンガであっても1時間半ぐらいかけて一冊を読むんですよ。
読み終わった僕は大満足して、たけしの1巻を手に入れるために少し遠くの本屋へ向かったのでした。
人は周りの環境によって常識が変わっていきますよね。
生まれた時から戦場にいるのなら、目の前の敵と戦って勝たなければ明日は来ないわけですし、生まれた時から裕福なら明日が来るのは当たり前。
僕にとっては「たけし」というマンガが自分を取り巻く環境になっていったのです。
いつも明るくみんなを引っ張っていき、人が困っていたら助けようと努力する。
たけしはマンガを通して「リーダー」という存在がどういうものかを教えてくれたのでした。
そして、あれだけ人見知りだったにも関わらず、僕は誰とでも進んで話をする明るい性格へと改善されていったのです。
ギャグ・バトル・道徳という盛り沢山なたけしは本当に僕に良い影響を与えてくれました。
是非もっと多くの人に見てもらいたいと思えるマンガですね。
花さか天使テンテンくんの安定感
このマンガも友達の家で初めて知ったのですが、とても良いギャグマンガなんですよね。
たけしと同時期に連載していた「テンテンくん」はアニメ化までされたのですが、PTAからめちゃくちゃバッシングをされることになります。
まぁ天使だから服を着ていないんですよ。それが下品という理由でしたが、当時の僕達には大好評でしたね(笑)
人間の「才能」というものに焦点を当てたマンガは、僕が知っている限りテンテンくんだけだと思います。
このマンガを読むと、改めて才能というものについて考えさせられるんですよね。
「自分には本当は凄い才能があるのでは?」と感じてしまうほどでした。
ギャグマンガとしてみても面白く、ポップで安定感のあるものになっていますので、僕としては多くの小学生に読んでもらいたいと思えるマンガですね。
ピューと吹く!ジャガーの心地良さ
たけしとテンテンくんを知ってしまった僕は、とうとう「週刊少年ジャンプ」を読み始めるのです。
その中で僕の目を引いたのが「ピューと吹く!ジャガー」でした。
ページ数は他の漫画に比べると少なめなんですが、雑誌の後半で目次近くに載っているので、お目当てのマンガを目次で探す際に思わず見てしまうんですよ。
僕としては「大爆笑を求めて」というより「クスッとしたいから読む」というマンガだったのですが、気付いたら単行本も購入していました(笑)
絵の面白さで笑わせるのではなく、日常でありそうな会話や動作で笑わせるというところに中毒性があったんですよね。
たけしやテンテンくんには無い面白さがそこにはありました。
作者である「うすた京介先生」はもっとギャグ要素を多く含んだ「すごいよ!!マサルさん」なども書いていますので、ご興味があれば是非どうぞ。
浦安鉄筋家族のアクションにハマる
浦安鉄筋家族を知ったのも友達の影響でしたね。
とにかく腹を抱えて笑ったのを覚えています。
絵の綺麗さとアクションの素晴らしさは、今まで読んできたマンガとは違った素晴らしさがありました。
1話を通して「言葉無し」でやってみたという、アクションに対しての自信を感じる話もありますし、「中田」というキャラクターの名前を話の途中で「田中」に入れ替えて表記し、最後の最後でようやくそれを読者にわかるように伝えるなど、とにかく発想力が豊かすぎて驚きます。
これも一度は読んで欲しいマンガのひとつですね。
泣くようぐいすのブラックさを見て、実力があればなんでもアリだと感じた
週刊少年ジャンプの面白さを知ってしまった僕は、当然のように週刊少年マガジンも読むようになります。
ラーメン屋などの飲食店にいけば当たり前のように置いてありましたからね。
色々面白いマンガはありましたが、その中でも特に面白かったのが、木多康昭先生の「泣くようぐいす」です。
ここまで芸能ネタなどを盛り込むマンガは他に無いんじゃないですかね。
芸能人のネタなんかはそのままの名前で使いまくるし、あまりにも絵が上手いのでキャラクターも芸能人の容姿をそのまま使ってしまえるほどの腕前。
ギャグの内容も「これ描いて大丈夫なのかな?」というものばかりで、かなり刺激的な発言が多かったマンガです。
打ち切りになってしまったのが悔しいですが、それだからこそ僕の中では忘れられないマンガのひとつになりましたね。
このマンガは色々なギャグマンガを読んだ後に読むのがベストなタイミングだと思います。
高校時代にホラーの価値観が変わる
高校に入った時、新たな本に出会うことになります。
それが伊藤潤二先生が描くホラーマンガでした。
ギャグマンガが好きだった僕はスラムダンクなどのスポーツマンガにもハマりまくっていたんですね。
そのためホラーマンガからは少し離れていたのですが、表紙の「絵の綺麗さ」に惹かれて思わず買ってしまったのでした。
伊藤潤二先生のホラーマンガで一番特徴的なのは、とにかく「絵の綺麗さ」です。
特に女性キャラクターに関しては美人としか言いようがありません。しかも、ちょっとしたギャグ要素も散りばめられているんですよ。
ギャグマンガにハマる前にホラーマンガを読んでいた時は、僕のギャグセンスがコロコロコミックのみだったので、色々な先生方がギャグ要素を散りばめていても気付けなかったんですが、
この頃になるとすでに「なにが面白いのか」ということが理解できていたので、色々な細かい要素を拾い集めながら読み進められたのです。
これによりホラーマンガに対する「怖くておぞましいものが当たり前」という考えから「怖さを自由に表現して良いもの」へと考え方が変わっていきました。
そのキッカケを与えてくれたのが伊藤潤二先生だったんですね。
「コレクション」でホラーマンガではあり得ない絵の綺麗さを知る
僕がその時に買った本は「コレクション」という短編集だったんですが、とにかく面白かったですね。
短編集ということもあり、様々なパターンの怖さを表現しているのですが、その発想力に驚いたのを今でも鮮明に覚えています。
15年以上前に読んだ話だというのに、今でもストーリーや各シーンを覚えているというのは凄いことですよね。
それぐらいのインパクトがあったのでした。
「うずまき」の世界観に浸るために・・・
「コレクション」で味をしめた僕は、本屋巡りをしてとうとう伊藤潤二先生の違う本を見つけます。
それが「うずまき」ですね。
この本はとても分厚く、一瞬「辞書」だと見間違えるほどで、内容はとにかく不気味でした。
町全体がうずまきに取り憑かれ、誰も逃れることができないというストーリーはかなり印象的で、脳裏に焼き付いていますよ。
人間がカタツムリになってしまい、そのカタツムリが他の人間に食べられてしまうというシーンがあるのですが、その世界観に浸りたかった僕はマンガを読みながら貝の缶詰を食べたりしていました。
めちゃくちゃ気持ち悪くなりましたけど、良い思い出です(笑)
「富江」に対してのやるせなさ
伊藤潤二先生を語る上で忘れてはいけないのが「富江」です。
この話はテーマが「美貌」なので、絵に自信のある人しか描けないものであり、それをサラッと表現してしまっているところが本当に凄すぎますよ。
富江に恋する男性の気持ちもわかりやすく表現していて見所も満載です。
富江は伊藤潤二先生の画力を見ていただくのにはピッタリな作品だと思いますね。
大学に行かず社会人になってしまった・・・
そんなこんなでマンガにハマりまくっていた僕は、高校卒業後の進路を決める時に「もう勉強はやりたくない」という単純な考えから、就職することを選択しました。
会社選びも本当に適当な選び方をしてしまったので、数年働いた頃には仕事に行くのが嫌で嫌で仕方ありませんでしたよ。
「絶対大学に行くべき」とは思いませんが「大学に行っておけば良かったなぁ」と後悔しまくっていましたけど、結局当時の僕が大学に行ったとしてもダラダラ過ごす姿が容易に想像できてしまいます。
どちらにしてもダメルートを進んでいたでしょうね(笑)
社会人になって時間の無さを知る
僕は工場勤務だったんですが、社会人になって一番感じたのは「時間の無さ」でした。
会社の拘束時間は10時間程度なので、残り14時間は自分の時間であることは間違いないのですが、そこを見ることはできないんですよ。
あるんですけど実感が無いというか、、、
そんなに時間があっても「心にゆとりを持った時間」というのがほとんどなくて、マンガを読む余裕すら無くなっていました。
まぁ新入社員の頃なんてそんなものですよねぇ。
パチンコやスロットに使ってしまった無駄なお金と時間
そんな中、会社の先輩に誘われて行ってみたのがパチンコでした。
職場の8割以上の人はパチンコ経験者でしたし、工場勤務の場合は趣味がパチンコという人達も当たり前のようにいますからね。
先輩に誘われるのも自然な流れでした。
そして、初めて行った時に限って当たるんですよ。そしたらハマっちゃいますよねぇ。
その後はひとりで行くようになって、ドンドン負け越していくわけです。
20万円勝つために50万円使っているみたいな感じでしたね(笑)
パチンコの中毒性は凄まじいですよ! そう簡単に辞められるものじゃありません。
そうこうしているうちに、ただでさえ「心にゆとりが無い」と感じていた僕は更に疲れ切っていくのでした。
堕落していく人生は嫌だった
仕事に対してやる気も無く、パチンコばかり行っていた僕でしたが、真面目な彼女ができたんですよ。
そして、結婚することを意識し始めた頃に「やめよう!」と決心してパチンコとの繋がりを切ったのでした。
それ以来一切パチンコをやっていませんね。
そして無事に結婚したわけですが、僕の中でひとつの感情が湧き上がります。
「マジでヒマ」
これですね(笑)
そりゃそうですよ。
時間が無いだのゆとりが無いだの言ってはいましたけど、結局趣味がパチンコになっていたのは事実ですからね。
ほぼ毎日3〜4時間もパチンコに行っているんですから、もう完全に趣味でしかありません。
それを一気に断ち切ったわけだからヒマですよね。
パチンコにハマる前は何をやっていたかさえ思い出せずにゴロゴロする毎日が続きます。
そして、僕はあることに気付いたのです。
思い立ったが吉日
僕が気付いたこと。
それは「最近マンガ読んでないな」ということでした。
以前の僕は、暇さえあればずっとマンガを読んでいたんです。
ギャグ、ホラー、スポーツなどなど、多くのジャンルからとても良い刺激を受けることで、毎日を楽しく過ごしていたんですよ。
そんな楽しかったことをすっかり忘れてしまっていました。
「それならまたマンガを読もう!」とも思ったんですが、ちょっと考えてみたところ、もっと良いことを思いついたんです。
【多くの人に色々なマンガの良さを知ってもらい、分かち合いたい】
これですね!!
自分で読むのも良いですが、やっぱり世代を問わず多くの人にマンガの良さを知ってもらいたいですから!
自分の好きなものを調べるのも楽しいし、自分の好きなものを多くの人に知ってもらうのも僕にとっては嬉しいことなので、それを実行するための方法を調べました。
結局行き着いた答えが【マンガについてのサイトを作ってみよう】だったのです。
マンガはその人の人生を良い方向に変えることができるものだと思っています。
是非このサイトで多くのマンガと巡り合い、ご自身の人生を明るくしていってください。
そのために僕も楽しみながら頑張りますので(^ ^)
最後に、、、
パチンコに行かない方が有意義な時間を過ごせますよ(笑)